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リレーメッセージ

世界へ通じる対話力。vol.9

多様なバックグラウンドを持つ人々が行き交う現代社会で求められるものは卓越したコミュニケーション能力です。グローバル・コミュニケーション学部では実践的なコミュニケーション能力を培うために、 体系的・段階的なカリキュラム を編成しています。では、コミュニケーション能力とは何でしょうか?
リレーメッセージ第九号のテーマは「Nonverbal Communication」。英語コース窪田光男准教授からの言葉を使わないコミュニケーションについてのメッセージです。

Nonverbal Communication

グローバル・コミュニケーション学部(英語コース准教授)窪田 光男

みなさん、コミュニケーション能力を伸ばそうと日々努力していることと思います。でも「コミュニケーション能力=言語能力」と思っていませんか?今回は、ついつい忘れがちな言葉を使わないコミュニケーションについて書いてみます。

言葉を使わないコミュニケーションは、英語では Nonverbal Communication と呼ばれ、私たちの日常生活の中で、ほとんどの情報交換は言葉によらず行われていると言われています。中には、なんと93%の情報は、言葉によらないものだという報告もあります。ちょっと信じられないと思う人は、回りで行われているコミュニケーションをじっくり観察してみましょう。意外に多くの情報を言葉に頼ることなく得ていることに気づくことと思います。

言葉を使わないコミュニケーションと聞くと、まずジェスチャーが思い浮かびます。首を縦や横に振って「はい」「いいえ」を伝えたり、親指と人差し指で円を作って「OK」 の意思表示をしたりするなどです。これは、コミュニケーションをとろうとして意識的に行っているものですね 。しかし私たちは無意識のうちにも多くの情報を発信しています。顔の表情、姿勢、目線、相手との物理的距離などが発信源として考えられています。無意識のうちに多くの情報を発信してしまっているなんて、ちょっと恐ろしいですが、どんなメッセージを無意識に発信しているのか考えてみましょう。

まずは表情です。初対面の場合、話しかけやすい人か、取っ付きにくい人かを判断する時は、まず表情を見ていませんか?また、友だちと何を食べに行くかを決める時などには、「何でもいいよ」という言葉は無視して、いろいろと候補をあげながら、微妙に変化する表情から相手の好みを探ったりしていないでしょうか?

姿勢も多くの情報を伝えます。姿勢を見ただけで、その人が内気な人か、外交的な人か、またやる気の有無などが伝わると思います。目線も重要ですね。古くから「目は口ほどにものを言う」などと言われたりします。話している時に、目を合わせる人と逸らす人がいますが、合わせてくれる人の方がより多くのことが伝わると思います。ただ、日本を含めてあまり目を合わせるのは失礼だとする文化もありますので注意が必要です。でも、昔にくらべると、最近は日本でも目を見て話す人が増えてきたように思います。これもグローバル化の影響かもしれませんね。

最後に相手との距離です。これはちょっとイメージしにくいかもしれませんね。でも、実は相手との距離が多くのことを語ってしまうのです。みなさんが誰かといっしょにいる時、その人が仲の良い友人か、あまり親しくないクラスメートか、それとも恋人かなど、相手との関係に応じて適当な距離を保ち、そしてその距離が例えば「私はあなたを恋人だと考えています」というメッセージになったりします。ですから、もし相手に恋人だと思われていないのに恋人同士の距離をとると、その人を戸惑わせることになるかもしれません。だから恋の始まりは、いつも相手の心を読みながら、どんな距離感で臨むかという駆け引きになります。

このように、私たちは言葉を使わなくても知らず知らずのうちに多くのメッセージを発しています。私は、毎日教壇に立っていますが、毎回、数十人の学生一人ひとりと言葉を使ってコミュニケーションを取るのはとても難しいです。そこで、学生から Nonverbal に発せられる「理解できない」「反対意見がある」「興味がある(ない)」「疲れている」などのメッセージに注意を払うように心がけています。次に授業を受ける時、席が指定されていなければ是非、教壇の先生にメッセージが伝わりやすい場所に座ってください。そして、 Nonverbal のメッセージをたくさん発信して先生とのコミュニケーションを楽しんでください。

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