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教員紹介

Faculty

玉井 史絵

玉井 史絵

19世紀イギリスの文化と文学

玉井 史絵 タマイ フミエ 教授

専門分野

19世紀イギリスの文化と文学

自己紹介

19世紀イギリスの文学と文化、特に帝国主義の文化と文学との関係についてチャールズ・ディケンズを中心に研究しています。19世紀は大英帝国が世界各地に植民地を作り、グローバリゼーションの動きが一気に加速した時代です。通信や交通網が発達し、イギリスの文化や政治システムが世界中に移植されて、現代社会の基盤が築かれていきました。この時代のことを知ることで、現代社会のさまざまな側面を分析する新たな視点が生まれます。学部の授業では19世紀から現代まで、グローバル化する社会での異文化接触や異文化表象の問題を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

学生へのメッセージ

外国語を学ぶということは、単に文法や語彙を学ぶだけではなく、新しい価値観を学び、新しい自己表現を身につけることだと思います。この学部がみなさんにとって新しい世界と自分を発見する場になるように願っています。

Regine DIETH

Regine DIETH

日本現代社会とジェンダー、ドイツ語教授法

Regine DIETH レギーネ ディート 准教授

専門分野

日本現代社会とジェンダー、ドイツ語教授法

自己紹介

私は南ドイツの都市ウルム近くの小さな町で生まれました。ベルリン自由大学で日本学、中国学、美術史を専攻し、京都大学に1年間留学中に京都の街や文化、人々が大好きになりました。大学を卒業してから約20年ドイツや日本の機関で仕事をしました。2000年の国際万国博覧会ではPR担当として、2005年の「日本におけるドイツ年」ではドイツ企業と文化のPRやイベント企画を行いました。その他、日独の産学連携のプロモーションなど、様々な事業の立ち上げや運営を通じて国際交流と異文化コミュニケーションの楽しさや難しさを体験しました。私の研究関心は日本の現代社会とジェンダーとの関係です。最近、日独の企業におけるダイバーシティー施策や女性農業者に関する政策を研究しています。趣味は山登りと温泉です。

学生へのメッセージ

この学部の授業では、グローバリゼーションがもたらす環境破壊、社会的格差等の課題について学ぶ機会が多いと思います。私は皆さんに、こうした問題を客観的・理論的に学ぶだけでなく、自分自身も問題の当事者であり、自ら考え、行動を起こすことが重要であり、皆さんには社会や政治を動かせる力があることに気づいて欲しいと思います。ドイツ語とドイツ文化事情の学習を通して、皆さんと一緒に社会や政治、環境問題を新しい視点で探求しましょう。

Marcelo FUKUSHIMA

Marcelo FUKUSHIMA

国際経済、国際ビジネス

Marcelo FUKUSHIMA マルセロ フクシマ 准教授

専門分野

国際経済、国際ビジネス

自己紹介

国際経済と国際ビジネスが専門です。特に国際貿易を中心に地域統合や国際生産ネットワークについて研究してきましたが、国際観光の増加や人材のグローバル化という現象がビジネスの在り方に大きく影響しますので、観光ビジネスや異文化コミュニケーションの方面から研究を進めていきたいです。
多様な人種や文化のブラジルで日系三世として生まれ育ったため、小さいころから自然に語学や外国の文化に関心がありました。1998年19歳で来日してから、日本で過ごした時間の方が長くなりましたが、毎日のように日本や日本文化について新しい発見があります。趣味は映画鑑賞と旅行です。

学生へのメッセージ

国際ビジネスは、良い商品やサービスを提供することで世界を面白く豊かにしてくれますが、一番の魅力といえば、諸外国の人々や文化と触れ合う機会を与えてくれる点にあると思います。国際ビジネスを通じて社会に貢献するには、高い教養と異文化コミュニケーション能力を持って、積極的な人になる必要があります。自分を成長させるようにGCで過ごす時間をフルに活用してください。

Bettina GILDENHARD

Bettina
GILDENHARD

多文化共生

Bettina GILDENHARD ベティーナ ギルデンハルト 准教授

専門分野

多文化共生

自己紹介

南ドイツ・テュービンゲンに生まれ育ちました。15歳の頃、高等学校の課外授業で初めて日本語に出会ってから、魅了されています。日本にはもう10年以上住んでいます。適切な単語が出てこない、言いたいことがうまく伝わらない、そんなもどかしい瞬間ももちろんあるのですが、日本語にも、日本の日常生活にも、新しい発見をすることも多く、楽しい毎日です。

博士論文は日本文学(芥川賞と直木賞の制定の歴史的背景)について書きましたが、「外国人」として日本に住んでいる経験から、今は新しい研究課題「ドイツにおける移民」に取り組んでいます。そこにもまた色々な新しい発見があり、日本との接触によって、ドイツへの眼差しもまた変わってきたと気付かされています。日本語と出会って、まさに別世界への扉が開いた感じです。異文化への扉だけではなく、自国への文化へも。

学生へのメッセージ

ドイツ人ですが、ビールをほとんど飲まないです。運転免許も取ってないし、サッカーもあまり詳しくないので、私がドイツ人だと聞いて、「ビール、ベンツ、サッカー」について喋りたい日本人をいつもがっかりさせています。申し訳ないのですが、せっかく提供してもらった「ドイツ関係のネタ」にあえて乗らないのは、もっと多様なドイツを見てほしいからです。「ビール、ベンツ、サッカー」以外にもたくさんの面白い面がありますよ!最近、ドイツの大使館も多様なドイツのイメージを普及させるのに力を入れて、 young germany というHPを作りました。ドイツ語バージョンの他に、日本語・英語のバージョンもあるので、是非一度ご覧になってください。

ドイツ語は英語と似ていながらも、分離動詞など英語にない面白い文法項目があり、ドイツ語を勉強する皆さんに新しい発見をたくさんもたらしてくれるはずです。私と同じように外国語を学ぶ楽しさを経験しましょう。ドイツと日本に関して皆さんと議論するのを楽しみにしています。

郭 雲輝

郭 雲輝

現代中国語学

郭 雲輝 カク ウンキ 教授

専門分野

現代中国語学

自己紹介

北京生まれ、北京育ちの私。ひょんなきっかけから来日しました。当時は教員になろうとは思いませんでしたが、今こうして教員として皆さんの前にいます。これは運命かもしれません。私の性格のなせるところかもしれません。なぜなら“车到山前必有路”(車の行く手を山が遮っても必ず道はある、案ずるより産むが易し)が私の座右の銘だからです。
2006年から縁あって京都で暮らすようになったのも、また運命、今ではすっかり京都の生活に溶け込み堪能しています。

学生へのメッセージ

昨日は既に歴史だが、明日は未知数だ。昨日と明日を繋ぐのが今日だ。この手でしっかり今日をつかめ!
千里の道も一歩から

長谷部 陽一郎

長谷部 陽一郎

認知言語学、コーパス言語学

長谷部 陽一郎 ハセベ ヨウイチロウ 教授

専門分野

認知言語学、コーパス言語学

自己紹介

朝から晩まで「ことば」についてあれこれ考えながら日々を送っています。語学教員としては英語という言語の読み方や書き方を教えています。言語学の研究者としてはこれを理論的に分析するのが仕事です。また、プログラミング言語を使ってソフトウェア開発を行っています(こういうもの を作ってます)。さらに自宅に帰ると小学生の父親として、子供たちの「ことば」の発達を興味深く観察しています。グローバル・コミュニケーション学部では学生の皆さんとともに「ことば」の面白さについて多くのことを共有していけたらと考えています。

学生へのメッセージ

「点と点がどうやってつながるか、あらかじめ知ることはできない。それは後になって初めて見えてくる」 Appleの故スティーブ・ジョブズが2005年のスタンフォード大学卒業式で述べた言葉です。若い皆さんにとって心に留めておく価値のある教えを含んでいると思います。幸い、グローバル・コミュニケーション学部には、良質な学びや経験を与えてくれるプログラムが豊富に用意されています。Threshold Seminar、Study Abroad、Seminar Project、等々。これから皆さんが描く数々の点がどのように繋がっていくのか、今から楽しみで仕方ありません。

伊勢 晃

伊勢 晃

20世紀フランス文学

伊勢 晃 イセ アキラ 教授

専門分野

20世紀フランス文学

自己紹介

京都生まれの京都育ちです。「日本に、京都があってよかった」というポスターを見ると、思わず「そうそう」と微笑む自分がいます。学生からは「癒し系スパルタ」と言われますが、この表現、とても気に入っています。食べ歩き、旅行そして宝塚歌劇をこよなく愛しています。留学していたパリについては想いが強く、毎年、なじみのカルチエを散歩しながら、街の息吹を感じたりして楽しんでいます。

研究面では、フランスの詩人ギヨーム・アポリネールを中心にしながら、フランス・モダニズムの本質を多角的に検証することをテーマにしています。教育面では、フランス語を快適で効果的に教授するための方法や教材の開発に取り組んでいます。

学生へのメッセージ

海外の人たちとのコミュニケーションを成立させるためには、世界の多様な価値観とその差異を認識し、グローバルな視点で物事を把握し、相手のことを理解した上で、自らの考えを伝達できる外国語運用能力が必要です。主として専攻する言語以外にも、複数の外国語をしっかりと学ぶことによって、異なる言語や文化に対する広く、深い見識と開かれた態度、そして他者に共感できる感性を養いましょう。

河原 大輔

河原 大輔

映画学、アメリカ文化研究

河原 大輔 カワハラ ダイスケ 准教授

専門分野

映画学、アメリカ文化研究

自己紹介

専門は映画学で、主に現代アメリカ映画、映画産業についての研究を行っています。1980年代以降、ハリウッドは映画、テレビ、出版、音楽産業を傘下に置くグローバルなマルチメディア産業として再編成されます。私の研究はグローバル状況下のアメリカ映画産業がどのような政治経済的文脈から生まれたのかを分析し、また産業の変容が私たちが日常的に鑑賞する映画作品のかたちにどのような変化をもたらしたのかを考察することを目的としています。

高校卒業まで過ごした愛媛県松山市では引越しとも海外生活とも無縁の生活でしたが、その後は東京、京都、アメリカ、福岡と移動し、2017年より二度目の京都暮らしを始めました。最近の趣味は福岡で拾った猫と遊ぶことです。

学生へのメッセージ

映画とグローバル・コミュニケーションの関係は、作品を素材に外国語スキルを高めること(だけ)ではありません。映画というメディアそのものがグローバルに移動し、ローカルな文脈や観客と遭遇し、解釈上の交渉がなされ、ときに読み換えられ、新たな意味づけがなされることでそのかたちを変えていきます。「グローバルにコミュニケーションするメディア」としての映画を一緒に考察してみませんか?

Crystal UCHINO

Crystal UCHINO

カルチュラルスタディーズ、社会史、政治、
マイノリティスタディーズ

Crystal UCHINO クリスタル ウチノ 助教

専門分野

カルチュラルスタディーズ、社会史、政治、マイノリティスタディーズ

自己紹介

 私はハワイ島で生まれ育ちました。電気もガスも水道も来ていない家で暮らしをしていた幼少期は、熱帯雨林を探検したり、溶岩の上を走り回ったり、木に登ったり、ほとんど毎日泳いだりして過ごしました。アリゾナ州のフラッグスタッフにも住んだことがあり、学校や、地元のコミュニティのメンバーやアーティスト、活動家との交流を通じて、私の教育の基盤が形成された思い出深い場所です。私はその地で、人種、ジェンダー、社会正義の問題について考えることを学び、自分の人生が、植民地主義、軍国主義、搾取、そして私が故郷と呼ぶ土地や住んでいるコミュニティで行われている複雑な抑圧の構造とどのように関係しているのかに興味を持つようになりました。大学卒業後、私は祖母と話せるくらいの日本語を学ぼうと思い、長崎に引っ越しました。数年後には京都に移り、大学院を修了して現在に至っています。私の「ゼミ」は、歴史や社会における権力の構造を考えるカルチュラル・スタディーズのアプローチをとっています。その中で、人種、ジェンダー、セクシュアリティ、社会階級などのテーマを、植民地主義、グローバリゼーション、移民、環境、社会正義などと関連させて考えていきます。

学生へのメッセージ

大学に入るということは、新しいアイデアを探求する時間をもつという特権を得ることです。大学で私が最も影響を受けたジョエル・オルソン先生は、「教育とは居心地の悪いものだ。教育は新しいことを考えさせ、古い信念に疑問を持たせ、世界を再評価させ、普段はやらないような仕事をさせてくれる」とよく言っていました。私は、だからこそ、あるいは、それにもかかわらず、教育は信じられないほど刺激的で、楽しく、やりがいがあり、変革的なものであるということも付け加えておきたいと思います。私の願いは、卒業した後も、みなさんが批判的に考え、書き、読み、話す力を磨き続けてほしいということです。

        
窪田 光男

窪田 光男

社会言語学

窪田 光男 クボタ ミツオ 教授

専門分野

社会言語学

自己紹介

大学でバイオリンを専攻した後、公立学校教員として約10年間勤めました。その間に、当時の文部省から派遣され台湾の日本人学校で3年間教えました。初めて経験する外国語での生活を続ける中で、言語使用とアイデンティティの関係や、言語習得に興味が湧き、思い切って退職し、アメリカの大学院に進学しました。主に専攻したのは、社会言語学と第二言語習得論です。音楽の方は挫折が多く、あまりいい思い出がありません。長い間、音楽とは距離をおき、聴くことすらしない生活でしたが、最近は少しずつ機会を見つけては演奏しています。

学生へのメッセージ

外国語は、教室での授業や、机に向かって取り組む学習だけで習得しようとすると、どうしても限界があります。やはりその言語を使って社会参加をすることが不可欠です。留学は、外国語を使って社会参加をするという意味では絶好の機会ですが、現在のグローバル化された社会の中には、身近な所にもチャンスはあふれています。アンテナを張り、学びのチャンスを探してみてください。

Dana John LINGLEY

Dana John LINGLEY

応用言語学、第二言語モチベーション

Dana John LINGLEY デイナ ジョン リングリー 助教

専門分野

応用言語学、第二言語モチベーション

自己紹介

私はカナダ東部ニューブラウンズウィック州の出身です。そこで私は様々なカルチャーバックグラウンドを持つ人々に囲まれて育ちました。その環境が、私が海外旅行や海外で働く事に興味を持つきっかけとなりました。初めて来日したのは、高知県でALTとして働く為に日本に来た時でした。そこで初めて日本の教育に携わり、私は日本の生活に深く関心を持ち、又日本の学生の英語力の向上に貢献したいと強く思いました。応用言語学の修士課程修了後、2008年に日本に帰って来るまでの1年間、私はメキシコのオアハカ州の工科大学で英語を教えました。その後から現在まで、大阪と京都の大学で英語を教えてきました。仕事以外では、歴史巡り、映画鑑賞、料理をするのが好きです。

学生へのメッセージ

グローバルな場で効果的なコミュニケーターになるためには、高い英語力のみならず、文化を含む諸外国に関する幅広い知識が必要です。大学生として過ごす時間は、自分達の知らない事を学び、新しいアイディアを考察し、新たな人間関係を構築する、人生の中でとてもユニークな時間です。これら全ての経験が、あなた達の未来を形づくるのに役立つでしょう。大学での時間を賢く過ごして下さい。そして、どんな好機も有効に活かして下さい。そうする事で日本だけではなく海外の社会に対しても、どうすれば良い貢献ができるかを学ぶ事ができるでしょう。

南井 正廣

南井 正廣

18世紀イギリスの文化・社会・文学

南井 みない 正廣 まさひろ 教授

専門分野

18世紀イギリスの文化・社会・文学

自己紹介

京都生まれの京都育ち。趣味は読書、鉄道、落語にウォーキングです。専門は18世紀のイギリス文学、ヘンリー・フィールディングの小説研究でしたが、最近では関心の範囲が広がり、「イギリスの庭園」、「紅茶とイギリス人」、「18世紀イギリスに犯罪やその取締り制度」等に興味があります。17世紀にアジア、アフリカ、南米等からヨーロッパに入ってきた物品―コーヒー、紅茶、チョコレート等―がヨーロッパ人にどのような影響を与え、彼らの生活をどのように変えたのかが目下の研究テーマです。英語の勉強の話でも、留学の話でも、研究の話でも趣味のことでも、何でも気軽に応じますので、キャンパスで見かけたら是非声をかけてください。

学生へのメッセージ

英語ができる人は頭がよいのではなく、英語が使えるソフトを努力して作り上げた人でということです。みなさんが日本語を習得した場合と同じように、ネイティブ・スピーカーの人は、例えば英語なら、いつでも英語を話す環境があり、両親、家族、隣人、親戚といった人々が自然なかたちで、厖大な時間をかけてソフト作りを手伝ってくれるので、あまり意識的な努力は必要としません。が、外国語となるとそうはいきません。しかしながら、人間の頭の仕組みはみんな同じで、どの言語でも使いこなせるハードが入っているのです。めげずに、楽しく、日々努力してソフトを作りましょう。

Ghislain MOUTON

Ghislain MOUTON

応用言語学、フランス語教育法、異文化理解

Ghislain MOUTON ジスラン ムートン 助教

専門分野

応用言語学、フランス語教育法、異文化理解

自己紹介

北フランス・リールに生まれ育ちました。小学校2年生の時に柔道と出会ったのがきっかけで日本文化に対して強い好奇心を抱くようになりました。15歳から地元の高校で第3外国語として日本語を学び始めて、時が過ぎるのは早いもので日本語学習期間が20年以上になっています。フランスの大学院の時は日本文学専攻で遠藤周作の歴史小説『反逆』について小論文を書きましたが、日本の大学院の時から専門が「応用言語学」に変わり、それ以来ICT(アプリ、ゲーム、動画配信プラットフォームなどの)利用とフランス語学習者のモチベーションの相関関係などについて研究しています。趣味はビデオの撮影と編集、バスケと柔道です。

学生へのメッセージ

外国語を覚えるには、きっかけまたはモチベーションが必要だとよく言われますが、人によってスイッチが入るタイミングが異なるため、様々なフランス語への触れ方が紹介できればと思っております。時には漫画やBD(バンド・デシネ)を読んだり、時には動画を見たり、時にはSNSでフランス語のメッセージを交わしたり、時には音楽を聞いたり、時には歌を歌ったり、後は時々文法や発音の基礎を学んだりすることになります。とにかくぜひ笑顔で、「楽しく、真面目に」一緒にフランス語を学んでいきましょう。

中村 艶子

中村 艶子

アメリカ研究、社会学

中村 艶子 ナカムラ ツヤコ 教授

専門分野

アメリカ研究、社会学(女性労働、ワーク・ライフ・バランス)

自己紹介

私の研究は「女性のキャリア形成と企業の家族支援政策の日米比較」です。以前、アメリカで働いていた際に、女性管理職の割合が日本に比べて多いことを実感しました。その差が何に起因し、背景にどのような要因があるのだろうと思い、研究を始めました。女性が就労する際には子育てを含む家庭責任がキャリア形成を阻むことが多く見られますが、男性であっても女性であっても、自己実現のできる仕事を望む際には、個人の価値観や企業の政策・対応なども徐々に変化してきます。企業内保育所に焦点を当てて、日米のケーススタディを行い、企業支援の実態やキャリア形成を考察しています。

学生へのメッセージ

同志社女子大学の英文学科出身です。卒業後ロータリー奨学生としてカリフォルニア州モントレーにある大学院へ留学し、通訳・翻訳を学びました。その後、ハワイのリゾートホテルに勤務しましたが、もっと勉強したくなって(?)帰国し、アメリカ研究科の博士課程でアメリカ研究(社会学・女性労働)を専攻しました。

この美しい同志社のキャンパスで皆さんと出会って、夢を分かち合いながら学べることを心から幸せに思っています。

中西 裕樹

中西 裕樹

フィールド言語学、歴史言語学

中西 裕樹 ナカニシ ヒロキ 教授

専門分野

フィールド言語学、歴史言語学

自己紹介

"東京で生まれ育ち、大学卒業後に中国へ留学、四年間を成都と北京で過ごしました。帰国後の住処は、京都、大阪、神戸とどんどん西に流れてきています。ひとくちに関西と言っても、地域によってことばや風習などに微妙な違いがあり、ローカルなものが大好きな私は日々の発見が楽しくてなりません。
研究テーマは、言語の「記述」と「変化」。主に華南地方をフィールドに、中国語の方言や少数民族の言語を調査しています。どこに行っても食べ物(とお酒)がおいしいのが、中国語圏のすばらしいところです。"

学生へのメッセージ

中国語圏は、主に東アジアから東南アジアにかけての広大な地域に分布しており、そこには中国語以外の多くの言語や文化も存在しています。言語とは文化そのものであり、そのことばを話す人々の世界観が散りばめられています。つまり、言語を学ぶということは、新たな世界認識の方法を獲得することにほかなりません。まずは、中国語を手がかりに世界へ飛び出していきませんか。

中田 賀之

中田 賀之

英語教育学、応用言語学

中田 賀之 ナカタ ヨシユキ 教授

専門分野

英語教育学、応用言語学

自己紹介

外国語動機づけ、自己調整学習、教師および学習者のオートノミー、教室内英語などを専門に研究をしています。このような研究をする契機となったものは、自身の学習者としての経験や疑問にあります。なぜある学習者は英語が得意で、別の学習者は違うのか。最初つまずいていた学習者が、後に高度な英語力をつけているのはなぜか。さらに、自律的な学習者をどのように育てるのか。これらの答えを探す旅はまだまだ道半ばですが、一生追い求めることのできるテーマがある事は幸せです。兵庫県三田市の出身。趣味は山とスキー。今でも夏は日本アルプスの山に登りますし、冬は信州にスキーに行きます。

学生へのメッセージ

外国語学習に成功している人には、いくつか共通している事があります。なりたい理想の自分とそこに至るまでの細かいステップをつなぐ事ができる。自分に合った外国語学習の場所や環境をつくり、挫折する事があっても、そこから学び改善することができる。そうすることで次第に、自身を過大評価あるいは過小評価しなくなり、聞き手や読み手のことを考えて英語を使うようになる。つまり、失敗や挫折も含めて、楽しみながら挑戦し学び続けることのできる外国語学習者です。

Peter NEFF

Peter NEFF

応用言語学、ビジネス・イングリッシュ

Peter NEFF ピーター ネフ 教授

専門分野

応用言語学、ビジネス・イングリッシュ

自己紹介

大学で英文学を学ぶまで、米国オハイオ州で過ごしましたが、日本に移ることを決めてから生活がとても楽しくなりました。日本に来た頃は英語を教えながらたくさんの友達ができたことを思い出します。その後一旦、米国に戻り修士(応用言語学)を取得後、再び日本に来て10年以上経ちました。その間、博士号を取得し、千葉、東京、岡山で働き、今の京都に至ります。趣味はハイキング、映画鑑賞、読書(特に美術史)、旅行です。

学生へのメッセージ

英語は今日、実にグローバルな言語として使われています。また、大変フレキシブルな言語で、いつでも新しい言葉や言い回しが様々な文化から取り入れられています。ですから、英語でコミュニケーションする時にあまり心配したり不安に感じることはありません。

孫 樹喬

孫 樹喬

中国語学、日本語学、中日対照言語学

孫 樹喬 ソン ジュキョウ 准教授

専門分野

中国語学、日本語学、中日対照言語学

自己紹介

中国の東北の田舎で生まれ育ち、大都会の上海の大学に入学し、日本語を学び始めました。言語に対して興味を持ったきっかけは、南方出身の同級生の様々な方言を耳にしても、意味が全く分からなかったときの“カルチャーショック”です。大学で中国語と発音も文法も随分違った日本語を勉強することで、更にたくさんの発見があり、言語と文化のバラエティの豊さに気づかされました。修士論文を書く中、日本語と中国語との比較研究にますます興味が湧いたので、日本の博士課程に進学しました。関西の魅力を満喫しながら神戸、奈良でそれぞれ数年間生活し、2019年に京都に引越し、神戸や奈良とまた違う京都の魅力を日々感じています。家族と京都の街を散策することが最近の趣味です。

学生へのメッセージ

私自身は日本語を勉強した経験から、外国語を勉強することは、言語だけではなく、その背景に広がる文化や歴史、風習を知っていく過程でもあるということを実感しました。また、ことばの勉強とともに、中国語と日本語の表現の似ているところや違ったところを考えることで、ことばや文化の違いへの理解を深めていくことができるでしょう。外国語習得のおもしろさをみつけながら、一緒に頑張りましょう。

須藤 潤

須藤 潤

音声学、日本語教育学

須藤 潤 スドウ ジュン 准教授

専門分野

音声学(会話に現れる音声的特徴)、日本語教育学(音声教育、動機づけ)

自己紹介

専門は、日本語の音声が中心です。会話に現れる「あ」という感動詞について調べていくうちに、音声に没頭してしまいました。一方で、外国人に対する日本語教育もずっと続けております。最近は、学習者のモチベーションをどうやって高めるかについても関心があります。もちろん、音声教育にも取り組んでいます。
生まれは北海道函館市。新島襄がアメリカへ向けて旅立った街です。私が高校生の時には、ソ連の崩壊で、ロシアとの交流がにわかに盛んになっていました。そんな影響で、大学ではロシア語を勉強していました。最近はめっきり話すこともなくなってしまいましたが。
趣味は温泉。「別府八湯温泉道名人」で、大分・別府の温泉施設を100以上回りました。

学生へのメッセージ

「いい学生は、成功もするけど、失敗もする」 勉強でも、バイトでも、ボランティアでも、様々なことにチャレンジをして、失敗したらそこから学ぶという意欲的な姿勢が大切だと思います。そのような経験を通して、高い表現力を身につけ、日本をはじめ世界各国で活躍できる人材になってくれたらうれしいです。

諏訪 暁

諏訪 暁

19世紀および現代のイギリス文学

諏訪 暁 スワ アキラ 助教

専門分野

19世紀および現代のイギリス文学

自己紹介

専門はネオ・ヴィクトリアニズム(ヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台とする、またはその影響を強く反映する小説・映画・ファッションなどさまざま分野における文化現象)で、特に歴史小説で描かれているジェンダーやセクシュアリティの問題に関心があります。趣味は(研究の一環でもありますが)映画・ドラマ鑑賞です。
高校卒業までを北海道の函館市で過ごしました。大学は東京、大学院はイギリス(ヨーク、カーディフ)と移動を繰り返しながら研究をしてきました。2020年から住み始めた大阪にはようやく馴染んできたような気がします。

学生へのメッセージ

大学生活においては、気になったことがあれば自分から行動することが何よりも重要だと思います。小説・映画・演劇・絵画などなるべく多くのものにふれて、さまざまな価値観を吸収していってください。必ずどこかでその経験が役に立つはずです。

鈴木 美紀子

鈴木 美紀子

第二言語習得法、英語教授法

鈴木 美紀子 スズキ ミキコ 助教

専門分野

第二言語習得法、英語教授法

自己紹介

高校卒業まで名古屋で過ごしましたが、京都は小学校の修学旅行で来て以来、お気に入りの街です。そんな京都で教育に携われることを、とても嬉しく思っています。大学時の交換留学で言語学に触れ、それ以降言葉の科学に引き込まれていきました。大学院での学術興味は第二言語習得法に発展し、それに関連して英語教授法も研究しました。交換留学に始まった留学生活は合計10年ほどになり、その間アメリカはワシントン州、カリフォルニア州、ジョージア州、ニューヨークと4か所を転々としましたが、今後は留学時に得た知識と経験を活かして、同志社大学の英語教育の発展と同志社大生の英語力向上の一助になれればと思っています。

学生へのメッセージ

概して学習者は誤りをした場合、修正を与えられる方が伸びることが分かっていますが、その修正に対して学習者が誤りに気付き、応答すると、さらに伸びるという研究結果があります。つまり、英語力向上には、まず英語で発話して、間違えて、直されて、それに気づくことが大切であることが言えます。学生の皆さんには是非、間違えることに誇りを持ち、指摘されることで伸びていってほしいと思います。

鈴木 伸子

鈴木 伸子

日本語教育、異文化コミュニケーションなど

鈴木 伸子 スズキ ノブコ 教授

専門分野

日本語教育、異文化コミュニケーション、留学生のためのキャリア教育

自己紹介

生まれも育ちも東京ですが、この春、初の関西進出を果たしました。趣味のランニングを始めてもうすぐ25年ですが、大喰らいで大酒飲みのせいか、ダイエット効果は一向にありません。京都では、木津川沿いの気持ちのいいコースを週に何度かゆっくり走っています。
新卒で営業や就職情報誌の制作を経験後、海外で日本語を教えたことがきっかけで大学院に戻り、そうこうするうち日本語教育の専門家になりました。日本語学校から大学院まで、さまざまな機関で留学生に日本語を教え、日本人学生向けの海外日本語教育実習や異文化コミュニケーションの指導経験もあります。専門は、日本における異文化接触の諸問題で、最近は主に日本企業で働く外国人社員の研究をしています。

学生へのメッセージ

働くことは、結婚や育児・親の介護など家族に関わることや、自分の健康やジェンダー・老後など、私たちの人生のさまざまなことと密接な関係を持っています。そして、最初の就職が一生の仕事とは限らず、いろんなパターンのキャリア形成があります。私自身、新卒時には今の職業を全く予想していませんでした。就活はしんどいと思いますが、就職前も、後も、仕事と人生を柔軟に眺めるオープンマインドな姿勢を忘れずにいてください。

Roehl SYBING

Roehl SYBING

異文化理解、多言語対話、定性調査の方法論

Roehl SYBING ロエル ザイビーン 助教

専門分野

異文化理解、多言語対話、定性調査の方法論

自己紹介

私は2004年から日本と米国で外国語として英語を教え、多文化理解をしています。マサチューセッツ大学アマースト校で博士号を取得し、日本の大学の英語教室で対話型教室の相互作用について研究しました。私の研究と教育では、対話とは知識の共有だけでなく、人々の間に存在する言語的および文化的な違いの理解を意味します。私の研究の目標は、教師が他の話者との対話と相互理解を生み出すスキルを生徒にどのように提供できるかを調べることです。この対話を通して、学生は自分自身を表現できるだけでなく、共有された知識と興味を通して他の人と本当のつながりを持つことができます。

学生へのメッセージ

言語能力は外国語の「流暢さ」の最初の部分にすぎません。他の人と交流するとき、彼らには何が見えますか?彼らは単なる言語、民族、性別ではありません。あなたと同じように、彼らもあなたとは違う世界についての目標と興味と考え方を持っています。実際のやり取りは、話し手がそれらの違いを理解し、尊重することから生まれます。その点から、互いに話し合っているスピーカーは、一緒に新しい知識を生み出すことができます。

唐 顥芸

唐 顥芸

台湾文学

唐 顥芸 トウ コウウン 准教授

専門分野

台湾文学

自己紹介

台湾人です。大学を卒業後、日本交流協会の奨学生として日本に来ました。神戸大学で修士号と博士号を取得した後、一旦台湾に戻り、中央研究院でポストドクター研究員として働きました。2011年に再び来日し、関西学院大学で中国語を教えました。2015年に同志社大学グローバル・コミニュケーション学部の教員になりました。主な研究は日本統治期の台湾文学です。特に言語の問題に関心を持っています。

学生へのメッセージ

グローバル・コミニュケーション学部で勉強する間に、一年間留学できるのは、とてもすばらしいことだと思います。留学は未知の世界に飛び込むことです。オープンマインドを持ち、たくさんの人と出会い、異なる文化、価値観を観察、理解してください。きっと貴重な人生経験になるでしょう。

寺西 隆弘

寺西 隆弘

認知言語学(認知意味論)メタファー、身体化

寺西 隆弘 テラニシ タカヒロ 教授

専門分野

認知言語学(認知意味論)、メタファー、身体化

自己紹介

趣味は特にありません。が、散歩はします。休みの日に大きな声で独り言を言いながら鴨川を行ったり来たりしているのは私です。本も読みます。専門書を読むと頭がくらくらするので、もっぱら小説を読むようにしています。ジャズを聴きにも行きます。狂言を見にも行きます。落語や講談にも行きます。

最近ようやく「考える」ということができるようになりました。独り言が多いのも、よく躓くのも、犬に吼えられるのも、みんな考え事をしている証拠です。昼間はボーっとしているせいか、いい考えが浮かびません。夢の中では幾多のすばらしい考えが浮かび、我ながら天才かと思うこともありますが、朝目が覚めた瞬間にすべて消え去ってしまいます。

学生へのメッセージ

一歩進めば一歩分前進(進歩)したことになります。若いうち(大学生の頃)は周囲との比較からspeedとdistanceばかりが気になりますが、重要なのはdirectionです。方向選択のポイントは、情報収集・分析、先人のアドヴァイス、そして直感です。「その時にしかできないこと」を考えるのを忘れないように。

内田 尚孝

内田 尚孝

中国近現代史、近現代日中関係史、中国外交

内田 尚孝 ウチダ ナオタカ 教授

専門分野

中国近現代史、近現代日中関係史、中国外交

自己紹介

わたしは、第二次世界大戦後の国際社会を大きく規定してきた東西冷戦構造が崩れ、「冷戦後」が始まる歴史的大転換期に学生時代を過ごしました。モスクワで目の当たりにしたソ連邦の崩壊過程は、今でも鮮烈に記憶しています。
刻々と変化する国際社会の行方を、世界各国の友人と真剣に議論した日々は、とても貴重な財産となっています。その後の国際社会における最大の変化として、中国の台頭をあげることができます。この中国と、良好で、安定した関係を築いてゆくことが、21世紀の日本にとって極めて重要な課題であることは言うまでもありません。現在は、近現代の日中関係史、なかでも20世紀の前半期、なぜ日本と中国は全面戦争という道を歩むこととなったのか、その原因を政治史、外交史の側面から研究しています。

学生へのメッセージ

学生時代でしかできないことを精一杯、力の限りやってほしいと思います。人生について、またこの日本について、さらに世界について、夜が明けるまで仲間と語り合うことも大切です。4年後、さらにその先を視野に入れながら学生生活をデザインしてください。オンリー・ワンの学生生活が、皆さんの未来を切り開いてゆくはずです。

脇田 里子

脇田 里子

日本語教育、アカデミック・ライティング教育など

脇田 里子 ワキタ リコ 教授

専門分野

日本語教育、アカデミック・ライティング教育、異文化間コミュニケーション

自己紹介

福岡生まれ。大学で留学生に日本語を教えて、20年以上になります。最近は、論理的思考やアカデミック・ライティング教育に関心をもっています。
京都の年中行事や四季折々の美しい自然を堪能しています。2月3日の節分祭、壬生寺の壬生狂言(みぶ きょうげん)、7月17日と24日の祇園祭、山鉾巡行(ぎおん まつり、やまほこ じゅんこう)、永観堂(えいかんどう)の秋の紅葉が、特に、お勧めです。
今出川のチャペル・アワーで、教職員合唱団の一員として、時々、賛美歌を歌っています。

学生へのメッセージ

日本語をもっと深く知りたい人、日本文化に関心がある人は、ぜひ受験してください。国際社会で活躍する人材養成を目的にしているので、日本語だけでなく、日本社会や日本文化なども勉強します。
少人数クラスで学ぶので、授業中に発言する機会がたくさんあります。また、講義科目は日本人学生と一緒に学ぶことができます。京田辺キャンパスで、お目にかかることを楽しみにしています。

吉田 優子

吉田 優子

一般言語学、言語の変種、社会言語学

吉田 優子 ヨシダ ユウコ 教授

専門分野

一般言語学(音声学、音韻論、形態論、音韻論ー統語論インターフェイス)、言語の変種(関西方言、琉球方言、イギリスの地域方言)、社会言語学

自己紹介

世界の言語に共通の普遍文法で日本語も英語もその音韻の特徴を説明してしまおうという目標を持って様々な研究を展開しています。

日本語共通語、京都方言、消滅危惧言語に指定された沖縄・八重山方言のひとつ、石垣方言に及んでピッチアクセントや母音に関しての理論分析や音声分析、現地調査を進める中、今、社会と言語のかかわりの面白さに着目しています。

総計10年ほど住んでいたロンドンで耳にしていた英語のバラエティと社会の関係の面白さにはまり、世界中の英語のバラエティの特徴を追及しています。ここでもまた、発音と社会との関わりの一般化を目指し、英語話者達のディアスポラ(人の移動)と文化・社会背景について調べています。

学生へのメッセージ

日本に関しても同じことが言えますが、面積としては小さいブリテン島の中だけでも、その発音のバラエティの多さと差異には驚きます。さらに英国の帝国主義とともに七つの海を越えて広がり英語のバラエティは発達しますが、その当時の植民地から時代を経て英国に来た移民たちによってさらなる多様化が進む中、グローバル化と言語のバラエティの関係について一緒に検討してゆきましょう。また、ゼミでは英語と日本語の特性の比較を通して言語の普遍性を追求します。

岡﨑 享恭

岡﨑 享恭

異文化コミュニケーション、社会言語学、
オルタナティブ教育

岡﨑 享恭 オカザキ タカユキ 准教授

専門分野

異文化コミュニケーション、社会言語学、オルタナティブ教育

自己紹介

奈良県大和郡山出身。母方、父方ともに先祖の大半が祝園や田辺周辺の南山城地域で、ルーツに帰ってきた感覚です。大学2年生の初海外でシアトルを訪ね、海外の友達ができる嬉しさと英語が伝わらない悔しさから、リーズやハワイに留学し、国際交流のNGOを経て、大学教員になりました。旅や仕事で50カ国以上訪れましたが、アイヌ民族との出会いに一番影響を受けました。それ以来、日本の先住民族とニュージーランドのマオリとの交流を手伝う機会に恵まれ、マオリに関わるパケハ(NZの多数派、ヨーロッパ系)の研究をしつつ、自身の日本でのマジョリティ性について考えています。またマオリ語だけで全教科教えるクラ・カウパパ・マオリや、日本のシュタイナー学校など、「ふつう」とされないオルタナティブ教育にも関心を持っています。

学生へのメッセージ

英語は数ある言語のうちの一つに過ぎませんが、異文化コミュニケーションの手段として、多文化を知る入り口として、学ぶ価値が大いにあると思います。大学生の特権は、時間的余裕です。悩むことも多いと思いますが、本当にやりたいことに思い切って一歩踏み出してみましょう。