News
2015.12.17
2015年12月13日(日)、京田辺キャンパスの南隣に位置する精華町で開催された「第14回日本語による外国人のメッセージコンテスト」(主催:精華町・せいかグローバルネット)において、日本語コース3年生の金成恩(キム・ソンウン:韓国出身)さんのスピーチが、最優秀賞に選ばれました。
金さんのスピーチのタイトルは「日本語の壁」。日本語の敬語や、「いいです」のように相手の申し出を断る際にあえて否定的な表現を用いない、いわゆる婉曲表現は、相手を尊重し、配慮の気持ちを示す素晴らしい表現であり、芸術性が高いとも言えるのですが、それだけに、外国人にはその素晴らしさが理解しづらいのではないかという考えを、自分の経験をもとに聴衆に訴えました。そのような「日本語の壁」を乗り越えるためには、日本人も外国人も努力すべきことはあり、その壁を乗り越えて、互いにさらによい関係を築こう、と締めくくりました。
今回のメッセージコンテストには、中国・台湾・韓国出身の留学生や社会人など合わせて6名が出場し、熱弁をふるいました。また、出場者の多くは、前日から日本人の家庭にホームステイし、日本人の日常生活に触れることができたということです。