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日本語コース「日本の社会実習A」にて、日本の市民サービスを学びました

2015.09.15

「日本の社会実習A」(日本語コース)の集中講義で、2015年9月3日に京都市市民防災センター、9月9日に京田辺市役所、9月11日に京都市北部クリーンセンターを訪問しました。

 

京都市市民防災センターでは、震度7の地震体験、台風並みの強風である秒速32メートルの強風体験、ビルの3階から救助袋という非難道具を使っての避難訓練、消火器による消火訓練、救急救命士に人形を使った胸骨圧迫やAEDの使い方の訓練などを行いました。留学生はこうした防災訓練を受けたことがある人はほとんどおらず、全ての体験が非常に新鮮で印象深かったようです。今回の防災訓練によって、今後、災害が起きたら、どのように行動したらよいか、冷静に判断できることを期待しています。

 

京田辺市役所は、市役所の組織と仕事の紹介、市議会の傍聴、CIR(国際交流委員)の仕事紹介、京田辺市の特産物である日本茶の玉露について学びました。特に、玉露講座では、日本のお茶と中国のお茶の違い(発酵しているか否か)について学び、実際に、玉露や煎茶などの茶葉を触って臭いを嗅ぎ、飲み比べをし、玉露の茶畑を訪れました。京田辺の玉露は品評会で一位を獲得することも、しばしばだそうです。一位になった玉露は、1キロ当たり57万円もするそうで、留学生は驚いていました。京田辺は玉露の町であることが印象に残りました。なお、この玉露講座に関して、京都新聞の取材があり、9月10日の地方版の記事に載りました。

 

京都市北部クリーンセンターでは、家庭から出るごみがゴミ処理施設でどのように処理されているのかを見学しました。日本では小学校で見学に訪れますが、今回参加した中国の留学生は、中国のごみ処理施設を訪れたことはないようです。まず、建物は外見からは、ごみ処理施設とはわからないきれいな建物でした。ごみ処理の多くの過程は、機械によって自動化されていました。また、ごみを焼却するだけでなく、焼却時の熱や屋上に取り付けられた太陽光パネルで発電し、余った電気は電力会社に売っているということでした。ごみ処理施設から出る煙には、ほとんど有害物質が含まれていないなど、日本の高度な技術や環境保護の意識の高さに、留学生は感心していたようです。

 

今回の実習は、行政の仕事である市民サービスについて知ることが目的でしたが、その一部の仕事を見学、体験できました。