入学おめでとうございます!新しい生活が始まり、どのような大学生活を送ろうかと夢と希望に胸膨らませていることでしょう。グローバル・コミュニケーション学部の入学生であれば、先ずは外国語の習得を一番の目標としているかもしれません(ですね、きっと)。しかし、それはかなりハードルの高い目標です。いきなり出鼻をくじくようですが、それが真実、人生厳しいものです(C’est la vie !)。目標達成のためには、しっかりとした計画と地道な努力、そして何より勉強するモチベーションを持ち続けることが大切です。「鉄は熱いうちに打て」といいますから、今のやる気満々の時に、私の考える、特に初修外国語(=英語以外の外国語)の学習法をご紹介します。
1.どんどん間違えましょう
グローバル・コミュニケーション学部では、専攻語、選択外国語ともに、たくさんの授業があります。十分な授業準備と復習、そして課題の完成が必要なことは言うまでもありませんが、積極的に授業参加することこそ最も大切です。授業中は間違いを恐れず、どんどん質問し、意見を述べましょう。あなたが理解できていないところは他の人だってわかっていないことが多いのですよ。また、思っていることを心にためておくのも精神衛生上よくありません。間違えた分だけ、外国語の力がつくと考えて、大いに間違えてください。
2. たくさん聞きましょう
予習や復習の時もですが、普段からその外国語を聞くようにしましょう。教科書にCDがついていれば、夢に出てくるぐらい何度も繰り返し聞いて覚えるのが良いでしょう。またインターネットやテレビ、ラジオなど、いくらでも活用できるものがあります。特にインターネットであれば、その国のテレビや新聞にも簡単にアクセスできるのですよ。何だかわくわくしませんか?早く音に慣れましょう。
3. 語彙を増やしましょう
ほとんどの人にとって、もう大学入試のような受験勉強はありません。ということは、今までのように強制的に単語を覚えるということから解放されるわけです。しかし、語彙を増やさないことには、伝えたいことも伝えられず、相手の言っていることもわかりません。教材に出てきた単語は暗記し、できるだけ本や新聞、雑誌などを読んで使える語句を増やすようにしましょう。
4. その言語を使用している国に関心を持ちましょう
その国の人々や文化、言語そのものを愛すること、理解しようとすることこそ、外国語習得の鍵ではないかと思います。好きになれば、これまで述べたことを実践するなど、苦労でも何でもないでしょう?つらいどころか、むしろ楽しいことではありませんか?言語を学ぶことによって、その国の人々や文化と直接触れあうことができるのです。なんという喜びでしょうか。文学、芸術、食文化、政治、経済 ...などなど、入り口は無数にあります。
外国語の習得は高いハードルですが、その先には豊かな世界が広がっています。社会の多面性や複雑性を理解し、異文化を尊重する姿勢こそ、グローバル化した社会で必要とされる能力です。最初が肝心、今日からしっかりとした学びを開始してください。