Study Abroad 2023 2024.02.29
台湾師範大学
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大家好!台湾師範大学からのSAレポートです。
台北では先週春節期間が終わり、あちこちで行われていたお祝いムードもすっかり納まり、いつも通りの日常が始まりました。今回は2月の一大イベントとも言える台湾の春節について書いていきたいと思います。
今年の春節は2月10日となっており、私たちが通っている台湾師範大学では2月8日から14日までが春節休みとなっていました。
台湾では春節の二週間ほど前である一月末から春節の準備が始まり、春節を祝う様々な食品や飾り物が各地で販売されます。お店でも商品を買うと紅包と呼ばれるお年玉袋のようなものがもらえたり、百貨店やショッピングモールで春節セールが行われたりと町中が主節のムードに包まれ、とても賑やかになります。
台湾でも日本でいうおせち料理のような縁起の良いものを春節の時期に食べる習慣があり、「年年有餘(ゆとりのある年になりますように)」の”餘“と”魚“の発音が似ていることから魚を食べたり、「年年高(より成長しますように)」と音が似ている年糕と呼ばれるおもちを食べたりします。また、台湾語でパイナップルを意味する「旺來」が、運気が上がるという意味を持つため、パイナップルを送る習慣もあります。
春節から15日目は「元宵節」と呼ばれ、町中に様々な形のランタンが飾られます。また、ランタンの故郷と呼ばれている十份では「平渓天燈節」が行われ、願いことが書かれたランタンを飛ばすことができます。多くの人が一斉にランタンを空へ放つ景色はとても綺麗で、まるで映画の中の世界のようでした。「元宵節」が終わると春節の期間は終わりとなります。
日本ではなかなか春節の文化やイベントに関わる機会がないため、とても貴重な体験ができました。今月で留学期間も折り返し地点となりましたが、残された期間も有意義なものにしていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!次回のSAレポートも楽しみにしていてください。
【台湾師範大学留学中 F.Hさん】