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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad 2020 2021.08.25

台湾師範大学

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  • 台湾師範大学

みなさん、こんにちは。グローバルコミュニケーション学部中国語コース3年生です。早いもので昨年の九月にはじまった一年間のStudy Abroadが終わりました。新型コロナウイルスの影響で、現地で生活をしながら学習できなかったことは残念でしたが、こうして一年間、台湾師範大学とのオンライン授業で本場の中国語を学べたことに、今、心から感謝しています。私たち台湾留学組は少人数で、また一人の先生が一年間、授業を受け持ってくださったことから、先生と学生が密な関係を築き、しっかり学習することができました。先生の指導はとても熱く、時々、厳しく感じることもありましたが、その根底には優しさがありました。それは私たち一人一人の長所短所や学習の進捗度合いに合わせた指導、授業後の温かい励ましの言葉に感じられました。私たちは先生から中国語だけでなく、困難に負けず学び続けることの大切さについても教えていただきました。

 

さて、オンライン授業を振り返ると、オンラインだからできる学習の良さもたくさんありました。オンラインの講義では講義室の授業と違い、先生の表情や口元がはっきり見えました。私は毎日、ミュート機能を使い先生のあとに続いてシャドウイングの練習をしました。シャドウイングは早さが求められるので、中国語の学習にとても効果があったと思います。またZOOMの機能では、先生の指示後、瞬時にグループ分けができ、さらに少人数のグループで話し合いやディスカッションができます。教室での授業よりもテンポがよく、長く話し合うことができました。このグループトークを繰り返し行い、様々なジャンルの話題に触れることによって、中国語を学ぶだけでなく、幅広い知識と自分の意見を得ることができました。台湾の文化に関する授業も多く、台湾に関する知識も深まったと思います。台湾の合理的な社会政策はスピードがあり、日本も学ぶところが多いと思いました。

 

一年間の授業を通して、私が一番感じたことは、語学は話せればいいというのは最初の段階にすぎず、最終的には自分の意見を持ち、それを相手に伝えて理解してもらうことが大切だということです。私の中国語の能力は格段に進歩しました。それに加え、自分の意見を丁寧に相手に伝えるという方法も身につけることができ、私は自信を持ってこのオンライン留学を終えることができました。コロナ下だからできなかったことがあるのではなく、コロナ下だからできたことがあると私は強く伝えたいです。

 

最後になりましたが、一年間私たちを支えてくださった黄姵婕先生、高素卿先生、同志社の先生方、そして大学事務室職員の皆さま、本当にありがとうございました。このオンライン留学で学んだことを基にこれからも中国語の上達と幅広い知識の習得、自分の意見の発信を心がけていきたいです。

[台湾師範大学留学中 S.Cさん]