Study Abroad 2021 2022.05.11
北京大学
- 中国
- 北京大学
大家好!私は現在、北京大学に留学しているグローバル・コミュニケーション学部の3回生です。4月中旬には中間試験、“期中考试“がありました。私は4科目受講しているのでそれぞれ4つのテストがあり、1日一教科ずつ行われました。テスト形式は各教科によって異なり、問題用紙に記入していくものやペアを組んで先生の前で教科書の本文を朗読し、先生の質問に答えるもの、作文を書くものなどがありました。
そして今、試験から一週間が立ち、5月1日からは“劳动节”労働節と“校庆”創立記念日が重なって9連休が始まります。“劳动节”の法定祝日は5月1日であり、休暇期間は4月30日から5月4日までの5連休です。しかし、5月4日が北京大学の創立記念日であることから5月8日までが休暇となっています。中国の祝日は11日間であり、日本の16日間と比べると少ないですが、どの祝日も3連休、5連休、もしくは7連休となっているため、祝日を楽しむことができます。しかし、休日に振替授業日があるときもあるため、学校のスケジュールには気をつける必要があります。
私は連休明けに、中国の文化について学ぶ選択科目、“中国文化专题”のパワーポイントを用いた発表があるため、この休みを利用して準備しようと思っています。発表の内容は母国の文化であれば何でもよいということで、私は “日本的鞠躬文化”、日本のお辞儀の文化について発表する予定です。日本では挨拶、感謝、謝罪、依頼、参拝するときなどの様々な場面でお辞儀をしますが、中国では限られた場面でしかお辞儀をしません。そのため、私は実際中国人や台湾人をはじめとする他国の友達に日本人はなんでみんなお辞儀をするの?相手が目の前にいるわけでもないのに、なぜ電話越しでも軽くお辞儀をしながら話しているの?そしてお辞儀している光景が奇妙だと不思議がられました。また、2019年に日本で行われたラグビーW杯では、試合後に各チームが感謝を表す方法として日本式のお辞儀をするというブームが起こりました。選択科目のクラスには他の国の学生もたくさんいるため、この日本のお辞儀文化を知ってもらえたらいいなと思っています。
最後に、留学が終わるまでわずか二ヶ月弱となりました。オンライン留学をするにあたって、当初私は、オンライン留学の意味はあるのかな、中国語は上達するのかなと不安でした。しかし、今ではオンラインでも留学できてよかったと感じています。もちろん、中国に行って直接様々な文化に関わることができなかったのはとても残念ですが、留学前は聞き取れなかったリスニングの問題も今では聞き取れるようになったりと、先生方の厚いサポートによって中国語は着実に上達したと実感しています。残りのオンライン留学生活も引き続き頑張っていきたいと思います。
[北京大学留学中 S.Sさん]