Doshisha University
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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2018 2019.05.07

北京大学

  • 中国
  • 北京大学

こんにちは!現在、北京大学に留学しています。留学生活も残り少なくなってきて、みんな残り少ない時間を大切に日々過ごしています。私は今回、4月に行われた同志社研修旅行四川編のご紹介をしていきたいと思います。四川省は中国の西南部に位置し、成都を省都としております。私たちが訪れた場所は大きく分けて3つ、城山、都江堰、成都です。私たちが最初に訪れたのは武候祠です。境内には、三国時代の蜀の丞相・諸葛亮孔明の祠堂や、その主君劉備玄徳が眠る陵墓などがあります。建物の作りや、祀ってある像は荘厳で圧倒されるばかりでした。武候祠の周りには錦里という風情ある古町があり、色々な出店があったり四川の特産などを売ったりしていました。私たちが2日目に訪れた場所は都江堰です。都江堰は、約2300年ほど前、秦の時代に築造された水利施設、道教の聖地でもある青城山があり、世界文化遺産として登録されています。今も機能しているほど素晴らしい水利施設を紀元前に作ってしまう先人の知恵に驚かされました。3日目訪れた場所は都江堰パンダ基地です。ここで私たちは1日ボランティア体験をさせていただきました。パンダのお家に入り、部屋の掃除や竹を割り餌作りをしたり、パンダに餌やりをしたり、普段体験できないことをさせてもらい貴重な経験となりました。間近で見るパンダはとても可愛かったですが、やはり熊なので同時に恐怖も感じました。今までパンダを見たことがなかったので、実際のパンダの生態を観察することができてとても興味深い体験でした。4日目、私たちは、杜甫草堂、宽窄巷子 、黃龙溪古镇 、に訪れました。 1つ目は杜甫が昔住んでいた場所で、杜甫の旧居と、杜甫ゆかりの建物が点在しています。歴史を学びつつ杜甫が愛した庭や植物による緑豊かな景観を楽しむことができました。2つ目宽窄巷子 は古い町並みの通りにカフェやお土産屋さんなどが軒を連ねオシャレな通りとなっていて、風情ある通りを見ながら散策を楽しみました。3つ目黃龙溪古镇 は昔から残る古い街並と、周囲の風光明媚な自然環境が有名な観光地です。小店が川沿いに所狭しと並んでおり、涼しげな川の音と中国人の熱気を感じることができるます。また奥まで行くと昔の街並みがそのまま残っており、そこに住んでいる人達の普通の暮らしを見ることもできました。今回の同志社旅行を通して、普段は見ることのできない四川の文化、歴史、人々の生活を実際の目で見ることができました。同じ中国といっても北京と四川では街の雰囲気が違い、普段北京にいるだけでは分からない四川独自の文化を味わうことができ貴重な経験となりました。中国の色々な面を見ることで中国への理解をまた一層深めることができ、異文化への理解を積極的に進めていく大切さを改めて感じることができました。これからも中国の文化、歴史に自ら進んで触れていきたいと思います。

[北京大学留学中 K.Mさん]