StudyAbroad 2024 2024.11.05
University of Winnipeg
- カナダ
- 欧米
こんにちは!カナダのUniversity of WinnipegからのSAレポートをお届けします。
現在GC学部からは三名の学生がウィニペグ大学に留学中です。3月に日本を出発した私たちはウィニペグでの生活も8ヶ月目に突入しました。今回はそんなウィニペグでのリアルな生活を4つの話題に分けて、包み隠さずお伝えします。
【語学学校】
ウィニペグ大学の語学学校はELP(English Language Program)と呼ばれています。GCからウィニペグ大学に留学する学生の多くはELPの授業を6ヶ月受けることになっています。
前半のELPの授業では文法や発音、会話などを学びます。授業は少人数のクラスであるため、先生方はひとりひとりの名前を覚え、細かいことまで気にかけてくれます。クラスには様々な国からの留学生が在籍しており、私のクラスにはベトナム、コロンビア、コンゴ、ナイジェリア、インド、韓国、中国などからの留学生が在籍していました。
後半のELPでは、ELP終了後に受ける正規の大学の授業に向けての準備をすることが主な授業内容です。エッセイの書き方や参考文献の探し方、アカデミックな言葉遣いなどを、細かく段階的に学ぶことができます。また、その授業とは別に、正規の大学の中でも比較的易しい内容である『Introduction to Business1』を受講し、現地の学生同様に、英語を使って授業を受ける練習をすることができるようになっています。
また毎週金曜日にアクティビティがあり、そこではスポーツをしたり動物園に行ったりすることができるだけでなく、カーリングなどの寒地ならではのアクティビティも体験することができます。
【アカデミック】
正規の大学の授業では各々が興味のある授業を選択しています。私は現在、環境学、人文地理学、人種差別の歴史の授業を受けています。語学学校に比べると授業のレベルは高く、先生や他の学生の発言などを聞き取ることは困難ですが、授業が終わってから先生に質問したり、友達に聞いたりすることで乗り切っています。一コマ90分の授業が週2回あるというシステムになっており、三つの授業を取っている私の場合は、日本での大学生活に比べると、意外と自由な時間が多くなった印象です。空いている時間は友達と話したり、ジムに行ったりと各々好きなように時間を過ごしています。
【人生初のオーロラ】
ウィニペグに来てよかった点はオーロラが見えるところです。ウィニペグはカナダの真ん中に位置する都市で、条件が揃うと簡単にオーロラを見ることができます。おそらくこれはGC学部が提携している海外の大学の中でも唯一だと思います。カナダにはイエローナイフと呼ばれるオーロラを見るのに適した都市がありますが、滞在費が高く、訪れたタイミングで見れる保証もありません。ウィニペグならオーロラの予報を確認しておけば、好きなタイミングで外に出れば簡単に見れます。庭からでも見れます。自分は8ヶ月の間で8回見ました。だんだん貴重なものである感覚がなくなりつつあります。
【治安について】
ウィニペグで生活をする以上、安全面には細心の注意が必要です。大学はウィニペグの中でも特に危険とされているダウンタウンと呼ばれる場所にあります。しかし、危険とは言うものの、時間と場所さえ気をつけていれば問題ありません。実際に現在留学している三名も、今のところ危険な体験はしておらず、日本の治安の良さを噛み締めることができるようになったという点においては良かった点かもしれません。
以上がウィニペグ大学からのSAレポートです。SAレポートのコンセプトが「海外でみたこと感じたこと、海外での成長をありのままに綴る」とのことで、この地での経験を赤裸々に記しました。最後に、他の留学先を経験していないにも関わらず、こんなことを言うのは変かもしれませんが、もしもう一度留学をすることになって場所を選び直すことができても、私はウィニペグを選ぶと思います。ウィニペグに永住をしたいとは思いませんが、一年間という限られた時間で、人生に大きな価値観の変化や、未だかつてない衝撃を与えてくれる場所であることは間違いありません。ネットで簡単に情報を得ることができる時代だからこそ、実際にその場所に身を置き現地の人々と生活をするという経験にはこれ以上ない価値があると感じています。日本との違いを目で見て、肌で感じることは私にとって貴重な財産になりました。ウィニペグはそのような異文化との接触が他のどの場所よりも溢れていると思います。常に自分の想定を超えることの連続であり、毎日が刺激的な生活ができる点は、ウィニペグで留学をする最大の魅力だと思います。
〔University of Winnipeg K.Tさん〕