海外各国からGCへ留学中の学生が、日本での学びをレポート。
日本で出合った新鮮な体験を生き生きと伝えます。
2019.01.07
茶道教室
10月12日に行ったGCの茶道体験講座に参加してきました。成心館の2階は初めてなので、当日は友達と道を迷いながら和室に辿り着きました。するとそこでは、体験が始まる前に、表千家流師範・永井恵美子先生の弟子の方が参加者のために準備をしてくださっていました。
茶道教室
於10月12日去了參加GC的茶道體驗験講座。因第一次去成心館的2樓,與朋友稍為迷路下終於找到了目的地的和室。在體驗開始前,表千家流的師範-永井惠美子老師的弟子們正在準備當中。
お茶の先生のご指導
薄茶の点前デモンストレーションが始まる前に、師範の永井恵美子先生が茶道の作法やしきたりについて説明してくださいました。茶道には様々な流派があり、流派によって作法が異なるようです。表千家流は抹茶をあまり泡を立てず、畳を6歩で歩くという特徴があります。また、亭主に「お菓子をどうぞ」と言われ、礼を言った後、お辞儀をする際は指と指の間を閉じ、両手を「ハ」の字にすると美しく見えます。しかし、この後はお菓子をいただくので、もし手の平全体を床に付けたら、汚れる可能性があります。その場合は両手を「ハ」の字をキープしながら、手の平を太ももから膝へ滑るように、指先だけ床に付くような形で大丈夫そうです。
茶道老師的指導
是次茶道體驗使用的是薄茶,在開始沏茶示範前,永井惠美子老師先為我們說明茶道的沏茶方式與各種禮儀。茶道有多個流派,每個流派的沏茶方式也不一樣。表千家流的特徵為不會把抹茶打至起太多泡,以及以6步走完一塊疊蓆等。當主人家說「請慢用茶點」後,
我們在稍微鞠躬謝禮時,合實手指,雙手成「八」字的話會比較好看。但因為品茶前我們會先享用茶點,要是把手掌都貼到地面上的話便會把手弄髒,所以只需雙手成「八」字,
從大腿上滑下到膝蓋,指尖稍微碰到地面就可以了。
お点前
一通り茶道の作法について説明していただいた後、永井恵美子先生がお茶を点て、点前デモンストレーションが始まります。皆さんは、写真から何か気づいた でしょうか。実は、客の座る場所が決まっているのです。和室の奥の方に、お花がしつら えられている床の間の前には座ってはいけません。床の間は神様の場所であるからです。
點茶
在說明了茶道的沏茶方式與各種禮儀後,永井惠美子老師便開始進行泡茶示範。大家有從相片中留意到嗎?客人坐的位置其實也有規定的。客人不可以坐在裝飾著花卉的床之間的前方,因為那裡是屬於神的空間。
和菓子の食べ方
茶道で、お茶とセットで出されるお菓子には主菓子と干菓子がありまして、今回の主菓子は秋の上生菓子、錦秋(きんしゅう)という和菓子でした。お茶の前には先にお菓子を食べ、その甘さがお茶の味を引き立たせるようにします。口を大きく開けて食べるのは失礼なことなので、添えの黒文字を使い、一口大に切ってから食べるとよいです。
和果子的吃法
茶道所使用的茶點分為兩種,今次我們享用的是秋季的上生菓子-錦秋,以及花朵狀的乾菓子。茶點的甜味能突顯抹茶的味道,所以在品茶前會先吃茶點。把嘴巴大大的張開吃茶點是失禮的行為,我們應利用隨茶點附上的木製和菓子叉把茶點切開,一小口一小口地享用。
茶碗の持ち方
お菓子を完食し、お茶をいただく際には、茶碗の持ち方も作法があります。まずは左手の上に茶碗を置き、右手を茶碗の横に添え、茶碗の正面を避け、右手で時計回りに茶碗を45度に回し、2回回してからお茶をいただきます。飲み終わったら、右手の親指と人差し指で茶碗の縁を軽く拭き、指を懐紙で拭きます。最後は茶碗を元の向きに戻すために、反時計回りに45度を2回回し、茶碗を正面の畳の縁の外に出します。
茶碗的拿法
在享用完茶點後,品茶時拿茶碗的姿勢也有規定。首先把茶碗放在左手上,右手輕伴茶碗。以右手順時針向地把茶碗轉向45度,進行兩次以避開茶碗的正面。把茶喝完後,以右手的姆指與食指輕抹茶碗的邊緣,然後用剛放著茶點的懷紙抹一下指尖。最後把茶碗逆時針方向地轉45度,進行兩次把茶碗的正面轉回原來的位置,放到前方的疊蓆的邊緣外便可。
お点前の体験
点前のデモンストレーションが終わり、30分ぐらい正座をしていたので、足が痺れた参加者が続出し、先生も参加者も皆一同笑いが起きました。その後、隣の間に自分で抹茶を点てる体験をしました。まず、お菓子を出す時、お皿の代わりになる懐紙を折ってみました。慶事では懐紙を斜めに折り、上の紙が右下がりになるようにします。
點茶體驗
沏茶示範後因跪坐了約30分鐘的關係,腳麻了的參加者引得大家都笑了。接著我們到了旁邊的和室嘗試自己沏茶。首先自行摺疊擺放茶點的懷紙。喜慶事的摺法為把紙向上一摺,邊緣成右斜線便完成。
次に永井恵美子先生のお弟子さんの指導のもとで抹茶の点て方を学びました。右手で茶筅を持ち、左手を茶碗に添え、泡があまり立たないよう、緩やかにお茶を点てます。
接下來永井惠美子老師的弟子教導我們如何沏茶。右手拿茶筅,左手輕伴茶碗,以茶筅輕輕攪拌抹茶避免打起太多的泡,直至其均勻散開便可。
終わりに
個人的に茶道体験は今回で2回目ですが、前回は留学生課の茶道のイベントで泡を立てる点て方をやってみました。茶道は流派によって作法が異なり、今回も実は師範の永井恵美子先生から点前の作法を細かく説明していただきました。しかし、説明のレジュメがないため、咄嗟に専門用語を理解できなかったことが心残りでした。今回の経験を生かして、次の体験を楽しみにしています。
最後
是次是我第二次參加茶道體驗,第一次是在留學生課的茶道活動中以打至起泡的方式沏茶。茶道的各流派的沏茶方式也不一樣,師範-永井美惠子老師在各步驟也為我們說明得很詳細,但因沒有派發筆記,一些專門用語並不能在現場立即理解得了,這一點實在有點可惜。希望日後能活用今天所得到的知識,並期待著下一次的茶道體驗。
グローバル・コミュニケーション学部 日本語コース1年 蔡紫盈
Faculty of Global Communications Japanese Course – Year 1 蔡紫盈