海外各国からGCへ留学中の学生が、日本での学びをレポート。
日本で出合った新鮮な体験を生き生きと伝えます。
2022.07.04
初めての茶摘み-宇治新茶「八十八夜の茶摘みの集い」に参加して-
「日本の社会実習A」の実習で、5月2日に宇治茶会館で行われた「宇治新茶~八十八夜の茶摘みの集い~」活動に参加しました。宇治と言いえば、外国人として私はすぐに抹茶を連想します。抹茶は抹茶のお菓子やグリーンティーなどに入っているので、抹茶は美味しいという印象があります。今回の活動で、急須に入れた煎茶の宇治茶を飲んで、お茶に対する今までの印象が違いました。煎茶の一杯目はしょっぱい味が感じられ、三杯目になるとお茶の苦みが出てきました。三杯目はお菓子があれば、おいしく飲めると思います。
次は抹茶の点て方に対する感想です。テレビ番組やドラマでよく見ていたので、非常に簡単だと思っていました。しかし、実際に自分でやってみると、おいしい抹茶を立てるためには、技術と辛抱が必要でした。抹茶の点て方は、お茶のインストラクターのおばあさんが目の前で点て方の動作をして説明をしてくれました。自分で点ててみて、腕が非常に疲れましたが、最後に思ったように泡立てることができました。そこで、抹茶の点て方は人の意志と心を鍛錬する活動だと思います。中国でもお茶を点てます。中国のお茶の点て方は日本と違い、できた泡沫で絵を描くことを重視します。つまり、中国のお茶の点て方は、絵を描くという芸術性があるかどうかが大事です。日本の方はお茶の点て方では、礼儀が重要で、人の精神を修養することを重視します。これは日本の茶文化の独特な点と考えられます。
最後は茶摘みの体験について述べます。今回のイベントを通して、初めて茶摘みを体験し、私にとって非常に貴重な経験でした。八十八夜の茶摘みは、抹茶の原料になる碾茶の新芽を手で摘み取りました。摘み取った新茶は自分ではお茶にすることはできないので、天ぷらにして食べることを薦められました。碾茶を育てるためには、お茶の木の上を黒い覆いで覆って太陽の光があまり当たらないようにします。そして、人の手で摘み取ります。抹茶をつくるためには、手間暇がかかっています。茶摘み体験では一列だけ摘みましたが、お茶屋さんの茶園では、何列も、何日も茶摘みをしなければならないので、非常に辛いと思います。茶摘みの体験で、初めて茶摘みをした達成感だけでなく、抹茶を飲むまでの工程がわかり、時間と手間がかかったものであることがわかりました。
初次采茶—参加宇治新茶“八十八夜的采茶集会”—
在“日本社会实习A”的实习中,我参加了5月2日在宇治茶会馆举行的“宇治新茶~八十八夜采茶集会~”活动。说到宇治,作为外国人我马上就会联想到抹茶。因为抹茶是在抹茶点心和绿茶中加入的,所以给人抹茶很好吃的印象。但是,
在这次的活动中,喝了放入茶壶冲泡的宇治煎茶的我对茶的印象有了改变。煎茶的第一杯是咸的,到了第三杯茶的苦味就出来了。若是第三杯的煎茶有点心作配的话,应该可以喝得很香。
下面是对点茶法的感想。因为经常在电视节目和电视剧里看到点茶,所以我觉得非常简单。但是,实际试着做了之后,为了做出好吃的抹茶,技术和忍耐是必要的。关于抹茶的点法,指导点茶的老奶奶当着我的面做着点茶的动作给我讲解。我自己点了一下,虽然手臂很累,但最后还是打出了我想要的泡沫。因此,我认为抹茶的点法是锻炼人的意志和心灵的活动。中国也有点茶。但是中国的茶道与日本不同,重视利用泡沫来作画。也就是说,中国点茶时,是否具有绘画的艺术性是很重要的。日本人在点茶方面,礼仪很重要,更重视人的精神修养。我认为这是日本茶文化的独特之处。
最后谈谈采茶的体验。通过这次的活动,我第一次体验了采茶,这对我来说是非常宝贵的经验。“八十八夜采茶”是亲手采摘作为抹茶原料的碾茶的新芽。因为采摘下来的新茶无法自己做成冲泡茶,所以工作人员建议做成天妇罗来吃。为了培育碾茶,要在茶树上覆盖一层黑色的覆盖物,以避免阳光照射,然后进行人工采摘。为了制作抹茶,需要花费时间和精力。在采茶体验中,我只摘了一排,但在茶屋的茶园里,要摘好几排、好几天的茶,可以想象到非常辛苦。在采茶的体验中,不仅体会到了第一次采茶的成就感,还了解了从摘取到喝到抹茶为止的工序,明白了这是一件花费时间和精力的事情。
(宇治茶の淹れ方の体験)
(茶摘みの体験)
日本語コース3年 張嘉益(チョウ カエキ)
日本语学科三年级 张嘉益