海外各国からGCへ留学中の学生が、日本での学びをレポート。
日本で出合った新鮮な体験を生き生きと伝えます。
2019.05.27
東京2020パラリンピック出場に向け、去年の年末に行われたIWAS車いすフェンシングワールドカップ京都大会の最終日に競技ボランティアとして参加しました。競技ボランティア、しかもパラスポーツの世界大会のボランティアは初めてだったので、英語力もそんなに自信があるわけではなく、当日はやや不安な気持ちで朝から会場へ参りました。
去年年底,以競技義工的身份在賽事的最後一天參加了東京2020殘疾人奧運會計分賽之一的IWAS輪椅劍擊世界盃京都大會。是次是我首次成為競技義工,也是第一次參加殘疾人運動的世界大會。各樣的第一次加上對於自己的英文水平也不是特別有信心,所以當天早上都是抱著輕微忐忑不安的心情向會場出發。
競技ボランティアの仕事
会場に入ると、ボランティアの参加者はお母さんと一緒に来た小学生ぐらいの子がいたり、結構年配の方もいました。老若男女を問わず、みんな参加できるボランティア活動だということで、ちょっと安心しました。試合が始まる前に、「ピスト」という車椅子を固定する競技台の使い方の説明を受け、固定の仕方を練習しました。車椅子の固定がきちんとしてなければ、試合の公平性に影響を与えるだけでなく、選手たちにも危険をもたらす恐れがあります。そして、ボランティアたちは4人1チームで、チーム毎に1つのエリアを担当するという形でした。なんと私と同じチームに60年代卒業の同志社の大先輩がいらっしゃいました。休憩時間に大学当時の出来事や京田辺キャンパスに関する歴史を教えてくださり、同志社に対する認識を深めました。
競技義工的工作
進入會場後,看見有與母親同來的小學生義工,也有不少上了年紀的義工。認識到是次的義工活動是男女老少都能參加,稍微感到安心了。在開始進行比賽前,先接受了於比賽時用來固定輪椅的金屬架的使用說明後,便與各義工一起練習如何固定輪椅。要是在比賽前沒有把各選手的輪椅固定好的話,不至會影響到比賽的公平性,也會為選手拿來危險。練習結束後義工們分成4人一組負責一個比賽區域。沒想到我竟巧合地與60年代畢業的同志社大前輩分為同一組,在中場休息時大前輩還告訴了我一點關於舊時大學的事與京田邊校區的歷史,稍為加深了對學校的認識。
十人十色の選手たち
世界各国の選手が集まり、選手によっては車椅子の固定方法にもこだわりや好みがあります。車椅子の固定をボランティアに任せる選手がいれば、自分でやる選手もいます。一括りに言ってしまったら偏見になる可能性があるけれども、国籍によって選手の特徴が異なるということは確かにありました。例えば、私が担当したエリアは女子エリアだったので、東アジアの女性選手は試合中に比較的に静かめでした。一方、ヨーロッパの女性選手は気合を入れるためか、試合中の雄叫びがすごかったです。最初、選手たちの雄叫びにまだ慣れていない時、雄叫びが聞こえる度に「ビクッ」となり、同チームのベテランボランティアたちに笑われました。
各有個人特色的選手們
當天世界各地的頂級選手雲集,各選手對於輪椅固定的方式也有不同的講究與自己的喜好。有把固定輪椅的工作交給義工負責的選手,也有喜歡自己動手來固定的選手。一概而論的話也許會變成偏見,但不同國籍的選手的確有不同的特徵。例如我所負責的比賽區域是女子賽區,賽事中東亞地區的女子選手相對上比較安靜,而歐洲地區的女子選手則會為自己打氣似的發出吼聲。當初還不習慣選手們的吼叫聲時,每次突然聽到吼叫聲時都會稍為嚇一跳,亦因此被同組的經驗豐富的義工們取笑了。
外国人のボランティアの重要性
とある試合の途中に車椅子の固定が緩くなってしまい、激しい試合の中で車椅子がちょっと宙に浮くという危ない状況が起こりました。当時の審判員の一人が私と同じ香港人であったので、その状況をお互いの母語―広東語で速やかに伝達しました。それで試合を一時終止にしていただき、事故が起こる前に車椅子を固定し直すことができました。また、私の担当エリアは偶然にも香港代表の試合エリアでもあったので、香港代表の固定方法への要求にもすぐに応えることができました。もちろん、選手たちは皆プロであり、異国での試合経験も豊富で、言葉の壁は大した問題ではありません。しかし、トラブルがあった時、やはり母語で伝えるのか一番迅速で精確だと感じました。当日の外国人ボランティアは私一人しかいませんでしたが、国際大会における外国人のボランティアの重要性を改めて実感しました。
外國人義工的重要性
在某場賽事的途中輪椅固定器的其中一個配件鬆脫了,導致激烈的比賽中選手坐著的輪椅從地面稍微浮了起來,這狀態十分危險。當時其中一位裁判員也是香港人,所以我們能而共同的母語—廣東話來迅速說明當時的狀況。因此能在意外發生前迅速中途暫定賽事,重新固定好輪椅。而且剛好我負責的賽區正好是香港隊的比較區域,有著共同的語言在溝通上便能快速地回應選手的要求。當然,參賽的各國選手都是頂尖選手,在世界各地的賽事歷經百戰,即使大家的母語並不相同也不會造成大障礙。但當有突發的意外發生時,果然還是母語才是最精確、最快速的溝通渠道。當日只有我是外國人義工,是次的經驗讓我重新體會到在國際賽事中外國人義工的重要性。
一番印象に残ったこと
一日競技ボランティアとして働き、初めての体験がたくさんありました。その中で、一番印象に残ったのは表彰式の最後に、日本の選手だけでなく、ロシアを中心とした各国選手団から、慣れない日本語でボランティアたちに向けて拍手と共に「アリガトウ」の大合唱が湧き起こったことです。もちろん、他人に感謝されたくてボランティアに参加したわけではありません。ただ、感謝の言葉をいただき、ボランティアのやりがいをより実感し、温かい気持ちになりました。こちらこそ、信頼してくださってありがとう!と思いました。
最留下深刻印象的事情
當了一整天競技義工,體會了各種各樣都是第一次經歷事情。當中最留下深刻印象的是在頒獎儀式後,不止是日本人選手,以俄羅斯選手為中心的各國的選手們都一起以不太習慣的日語向義工們說「多謝」與送上掌聲。當然,參加義工活動並不是為了得到別人的感謝,但當收到感謝的話語時,令我更能感受到做義工的意義,並讓人感到心頭一暖。其實應該是我們向信任我們,並把重要的輪椅交給我們義工負責的選手們發出感謝才對吧!
最後に
正直、競技ボランティアは体力仕事であり、体力があまりない私はへばりそうになった時もありました。しかし、他のベテランボランティアやチームメンバーが皆協力しあったおかげで、大会は成功裡に終了しました。今回、ボランティアとして参加する前に、NPO法人日本車いすフェンシング協会の理事・山﨑彰人さんから、「ボランティアの皆様にとっては、障がい者に対するご理解とご支援のお気持ち、そして場合によっては障がい者を特別扱いしない思い遣りが何よりも大事になります。」という言葉をいただきました。障害者だからといって特別扱いするのは私たち健常者のエゴにすぎないかもしれません。今回のボランティア体験で、障害者に対する接し方を改めて考えさせられる機会になりました。
今回の参加のきっかけをくださった須藤先生に感謝し、そして勇気を出して参加を決めてよかったと思います。やはり、迷いながらも自分から新たなことに挑戦してみる姿勢が大事です。この留学生レポートを読んでくださった皆もぜひ、せっかくの留学チャンスを掴んで、色々なことを挑戦してほしいと思っています。
最後
老實說,競技義工是非常需要體力的活動,不常運動又沒有體力的我在中午休息前累得快筋疲力盡。但幸好有各位經驗豐富的義工們與組員們的幫助,全員齊心協力讓大會成功結束。在參加是次的義工活動之前,從NPO日本輪椅協会的理事―山﨑彰人先生處得到了這一番話:「各位義工對殘疾人士的理解與支持的心情,以及在不同場合上不會特別對待殘疾人士的這份顧慮才是最重要的事。」 因為對方是殘疾人士而認定他們需要特別對待,也許這只是我們健全人士自以為是的想法。透過今次的義工活動,讓我得到了重新思考應如何對待殘疾人士的機會,獲益良多。
非常感謝須藤老師讓我有機會參與是次的義工活動,十分興幸自己有鼓起勇氣來決定參加。即使帶著迷茫也好,主動向新事物挑戰的精神真的是十分重要。閱讀著這留學生報告的各位,希望你們也能把握難得的留學機會去進行各種各樣的挑戰。
グローバル・コミュニケーション学部 日本語コース 2年 蔡紫盈
Faculty of Global Communications Japanese Course – Year 2 蔡紫盈