海外各国からGCへ留学中の学生が、日本での学びをレポート。
日本で出合った新鮮な体験を生き生きと伝えます。
2021.03.31
2020年は新型コロナウイルス感染症により、我々の社会が大きく変わってしまいました。そして、私たちの留学生活も相当な変化がありました。そのかなりの変化にもかかわらず、LABOメンバーたちは、頑張って日本留学生活を過ごしてきました。「留学生レポート」の記事の作成という主な活動の他に、オンライン交流会や大学行事など、貴重な参加経験がきました。
今回の記事は、私たちがそれぞれコロナ禍における生活をどのように過ごし、この一年間何を感じ、学んだかについてです。それでは、LABOメンバーの感想を読んでみましょう。
質問1) 「コロナ」によってどんな変化がありましたか?
コロナ禍でアルバイト先のホテルが休館になり、当初は全く収入がありませんでした。仕送りのない私には大打撃でした。困り果て、新しいアルバイトを始めましたが、その仕事は最低週2回のフルタイムバイトと時間的な条件が厳しいです。さらに、就活も始まった今、時間の使い方に苦労しています。(3年 マイカ)
コロナによって物事に集中できるようになりました。家で過ごす時間が増えて、運動や読書などをしながら過ごしています。周りからの影響を受けながら過ごしてきた今までの生活とは違って、1人で何をしながら過ごしたら自分が成長できるか、有益な日々が得られるかなどを考えるようになったと思います。(2年 ヒョジン)
「イートイン」より、「デリバリー」や「テイクアウト」の方を利用するようになったことです。コロナウイルスが早めに収まることを祈りながら、個人的に心掛けているところでもあります。(2年 ナヒョン)
行動が制限されて、心から苦しんでいます。でも、非対面授業によって母国の韓国に戻り、家族と過ごす時間が増えて嬉しかったです。また、おうち時間が増えて授業だけではなく交流会やオープンキャンパスなどの課外活動にも取り組み、有意義な時間を過ごすことができました。(2年 ジュヒョン)
特に、学校に行かず非対面で授業が行われること、常にマスクを着用すること、人になるべく会わないことなどが日常化しました。(2年 ソヨン)
家にいる時間が増え、多く考えるようになりました。自己分析の時間が多くできました。環境面でも、無駄な生産や利用といった問題に世間の関心が向くようになったと思います。(1年 ハウン)
外出の時間が大きく減りました。オンラインのライフスタイルで日常生活のほとんどが家で済ませます。それで、国民の生活や教育現場、働き方に対する意識は変化すると思いますが、社会構造的に大きく変わるとは思いません。(1年 キンウ)
オンラインと対面授業の並行型が流行っていると思います。また、人々の健康意識も高まっているようです。私は中国出身ですが、中国では以前はマスクとアルコール消毒はあまり普及しなかったですが、今は多くの人々が予防を意識しています。(1年 シカン)
特に、マスクも常備品になったこと、コロナ前の生活でほぼ使わなかったものなのに今は付けないと落ち着かないことなどの変化が一番大きいと思っています。(1年 ユカ)
質問2)「コロナ」が終わってからの計画は何ですか?
コロナが終息したら、まず卒論のフィールドワークをするためにタイに行きたいです。間に合えばいいのですが・・・ あと、日本国内の色んな所に旅したいと思っています。日本をもっと見て回りたいです。(3年 マイカ)
友達と国内旅行をしたいと思います。その中で、夏の北海道の魅力を感じに行きたいです。元々は2020年には日本の色々なところに行って、まだ知らない日本の多様な魅力を感じたかったです。コロナが終わったら日本の国内旅行ができたらと思います。(2年 ヒョジン)
コロナが終息したら、まず、日本の色んな場所を一人旅したいです。もちろん、現在住んでいる京都というところも日本らしさを感じられる場所ですが、日本地域ごとの多様で、独特な食べ物、建物、風景などをもっと楽しみたいです。(2年 ナヒョン)
今までよく頑張っていた自分を慰めたいと思います。友達と海外旅行に行ったり、色々なボランティア活動やインターンシップなどへの参加を期待しています。(2年 ジュヒョン)
コロナが終わってからは、いろいろな生産的な活動をするつもりです。例えば、様々な人に接するバイトや学校内の活動、ボランティアをしてみたいと思います。そして、水泳をまた始める計画を持っています。(2年 ソヨン)
コロナが終わると、移動が自由になるので、韓国と日本を頻繁に往復し、世界各国を多く回りたいです。行きたかった場所へ旅行に行きながら、語学試験などを準備して交換留学や外国の大学院に行きたいです。(1年 ハウン)
正直に言えば、元の生活に戻りたいと思います。コロナ終息後、まずは旅をしようと思います。実家に帰省したり、海外旅行に行ったりしたいです。また、コロナの間は、コロナの前より手洗いやうがいを頻繁にするようになり、不要不急の外出は控えるようになりましたが、このようなライフスタイルはまだ続くと思います。。(1年 キンウ)
コロナが終わってから、まず旅行に行きたいです。旅行は小さい頃からの趣味ですが、残念ながら、この2年間はコロナで旅行できなかったです。次は、楽しい大学生活を過ごしたいです。サークルに参加し、もっと多くの友達を作りたいです。(1年 シカン)
まずは帰国ですね。コロナがいつ終わるかわからないですが、現時点までもう一年半も帰っていないです。両親に心配させてしまう日々、一刻も早く終わらせたいです。そして、日本で一番コロナがひどい東京にも、私の友人がいるので、その人たちに会えるように心から祈っています。(1年 ユカ)
感想)コロナ禍における日常生活での工夫や取り組みについてあなたの感想を自由に述べてください!
感染拡大の中で私にできることは、自分の感染予防です。そのために日常生活で気を付けていることは、帰宅後の手洗い・うがい、買い物をしたら必ずその商品を消毒すること、そして、人との接触がないアルバイトをすることです。また、とても辛いですが、今までのように気軽に友達と会えないことです。(3年 マイカ)
時間の貴重さを改めて感じることができました。特に、私たち留学生は日本で過ごす時間が短いと思います。日本で就職をするとしても、大学生として経験できることは4年しかないです。それを貴重に思いながら色々なことを経験し、挑戦することに時間をかけたかったのにコロナ禍になってしまったのがすごく残念です。しかし、全ての人々が同じ状況ですから、その時間を自分なりに有益に過ごせるようにすることが大事だと思います。(2年 ヒョジン)
コロナ禍によって、オンライン授業になったり、友達が実家に帰ったりしたので、一人で過ごす時間が増えました。その結果、むちゃくちゃな生活を続けてしまい、昼夜が逆転になったのはもちろん、自分が何をしに日本に来たのかまで分からなくなり、とても憂鬱な状態で何か月を過ごした記憶があります。しかし、これをきっかけにして、自分がどれくらい他人に依存してきたのかに気づき、一人で乗り越えていきたいと思い、新しいこと(朝散歩、健康な食事など)に挑んでみました。これからは、コロナ禍を恨むより、このような状況だからこそできることはなにかを考えて、充実な1日を過ごしていきたいです。(2年 ナヒョン)
今まで当たり前なことが突然できないことになってしまい、世界が混乱しています。しかしこんな時期こそ、頑張らなきゃいけないと思い、私は自分自身に集中することにしました。前からやりたかった家庭教師や料理、そしてペインティングなどに挑戦して、家で過ごす時間を楽しむ方法を探しました。また、時間がなくて出来なかった資格取得の勉強や健康診断、運動にも取り組みました。(2年 ジュヒョン)
コロナを対処するための方法としては、一番基本的なルールを守ることが大事だと思います。基本的なルールといえば、人に会わないことや手をよく洗うことなどがあります。しかし、それがよく守られない時が非常に多いようです。特に、最小限の外出は守っている人もいる一方で、それを無視して出かけてしまう人もたくさんいます。その結果、コロナ禍は続き、結局ルールを守る人だけ大変になると思います。そのため、これ以上の被害はないようにみんなで積極的にコロナの終息に取り組む必要があります。(2年 ソヨン)
人々と連絡する方法が多様になりました。一人でいる時間が増え、寂しくなると、友達とZoomで会ったり、電話をよくしたりして、多様な方法で連絡する工夫をしました。インターネットを通じて連絡することに慣れ、日本に戻っても、このように連絡を続けることができるのがいいと考えます。(1年 ハウン)
コロナ禍で、普段と違った一年を過ごしたと思います。感染拡大防止の観点から、「新しい生活様式」の実践が呼びかけられている今、楽しみにしていたふるさとへの帰省や観光名所への旅行を控えようと思っている方も多いはずです。しかし、去年の夏休み、私は主に京都や奈良の神社・仏閣を巡り、御朱印を集めました。都市と離れていて、人が少なく、美しくてミステリアスな雰囲気だと感じました。また、家に居る時間も、テレビ体操や読書などの活動で「おうち時間」を活用しました。つまり、このような状況では、一日一日を大事にしながら、充実した毎日を送ることが大切だと思います。(1年 キンウ)
コロナ禍における日常生活には、出来るだけ外食を避けているので、自炊する時間が増え、料理の腕も上げました。しかし、友達と一緒に外で飲み会やパーティーがしたいです。いつも家にいると、運動不足になりがちだと思いますし、最近は少し太りました。また、学校生活は思ったより変わっていると思います。斬新な授業方式と人間関係の作り方は自分として大きな変化だと思います。(1年 シカン)
自分はそもそも引きこもりなので、今の時期で出かけなくても済むことができて、ちょっと嬉しかったです。でも一日三食はやはり大事なので、ウーバーイーツーを始めました。「友達と会えなくて寂しい!」という声が多いですが、自分は学生寮に住んでいるので、せめて毎日は人と会う、というラッキーな生活を送れて本当に感謝です。(1年 ユカ)
グローバル・コミュニケーション学部 GC研究所LABO 一同