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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad 2022 2023.07.13

University of Guelph

  • カナダ
  • 欧米

Hello! こんにちは!カナダのゲルフ大学からのSAレポートです。

 

初めてゲルフに来た豪雪の日から早くも4ヶ月が経ち、気温が激しく変動して服装に苦労した春を超え、ようやく本格的に夏が訪れたところです。日本と比べ、じめじめした湿気はなく、乾燥している分過ごしやすいですが、日差しが強く、長時間太陽の下となると耐え難いところです(笑)。ちょうど今、語学学校での最後のタームにさしかかったところで、英語だけでなく、多くの人との別れを経験し、精神面の成長も日々感じています。今回はそんな私が送ってきた日々の生活の様子を皆さんに共有していきます!カナダでもコロナ禍からの制限がほぼ完全に解除された中、去年までとは異なった話ができるかと思います😊。

 

University of Guelphには現在9名のGCE生が留学しています。私たちのプログラムは10ヶ月を予定されており、最初の6ヶ月間は語学学校、そして1ヶ月弱のHolidaysを挟んで9月頭からの12月末までの約3ヶ月間はAcademic Coursesが組まれています。

 

〖語学学校〗

先程もお伝えした通り、私たちのプログラムではEnglish Learning Program (ELP)とよばれる語学学校3タームが予定されており、それは計6ヶ月の期間に値します。ターム終わりごとに1,2週間の小休みを挟みます。この期間に旅行を計画して行く人も少なくはないです。

 

ゲルフ大学の語学学校は大学付属のもので、Lv.1(レベル1)からLv.10と細かく振り分けられています。そのため、自分のレベルにあった環境で英語を勉強することが可能です。これは行ってから実際に感じたことですが、留学前から脅しのように聞いていた課題の多さは本当です。しかし、日本でもすでに多大な量の課題をこなしてきたGCE生なら敵わないものは無いので安心してください!それ以上にこの大学ではたくさんの国から来た人達と出会える楽しみがあります。今まで私は、韓国や中国、イラン、ドイツ、コロンビア、パナマから来た人と友達になりました。辛い課題があるこそ、それを一緒に励まし合いながら乗り越え、たまには(ほとんど?) お互いに自分の国や自分の国の言語を教えあったり他愛の無い話で盛り上がったりする中で、国境や言語の壁を超えたかけがえの無い友情を築けたといっても過言ではないです。余談ですが、もう既に数名母国に帰国した友達がいますが、またその子の母国、もしくは日本で会おうねなんて約束したりもしていて、世界中に友達が出来たことは代えがたい素晴らしい経験です。

 

 

時間割に関しては、クラスごとに多少変動するのですが現在私のいるLv.10では毎朝8:30に始まり、午前2時間授業に昼休憩2時間、午後も同様に2時間授業で14:20に終わります。他のクラスは9:30だったり10:30に始まったりするので一概には言えないです。

 

授業内容としては、3つのReading, Writing, Speaking & Listeningに別れています。それぞれの授業では色んな学問分野を横断したテーマ内容になっているのでAcademic Courseに進んだ際に役立つものになっていると思います。

 

さらに、ゲルフ大学の特色として、Buddy Programというものがあります。これはGCE生なら馴染みのあるタンデムパートナーに似たようなものです。Buddyと呼ばれるネイティブレベルの英語がしゃべれる人とパートナーになって、英語を話す機会や土地について紹介してもらう機会を得ることができます。詳しい活動内容については下記の課外活動の項目でお伝えします。また、週に一度のConversation Tutorというネイティブレベルの英語を喋る人と英会話の機会が与えられているのも嬉しい特徴です。

 

〖キャンパス〗

ゲルフ大学のキャンパスはゲルフの街のど真ん中に据えており、実際ゲルフの街は大学を中心に機能している部分があり、学園都市とも言えます。大学の敷地は東京ドーム100個分と広大で、獣医学や農学が世界的に評価されているのもあって馬や牛が放牧されている牧場もあります。建物は新旧入り交じっていて、美しい歴史ある建物と綺麗な新しい校舎があります。またキャンパス内には緑が多く、そのせいかリスやウサギ、スカンクなどをよく見かけます。特にジョンソングリーンという芝生の広場は暖かくなると学生達がランチタイムに集う場所になっています。University Center (通称:UC)には歯医者や薬局、メガネ屋などの医療系から食堂やスタバ、SUBWAY、スムージー屋、タピオカミルクティー屋などのチェーン店などが立ち並んでおり、殆どの用事がここで済ませてしまうかのような充実さです。ゲルフ大学のレストランやカフェはカナダで一番おいしいと評価を受けており、食事の選択肢が豊富にあります。いつも放課後課題で残る時にはほとんど、何かを買って食べています。また、たまにUCの真ん中の広場で学内団体による宣伝活動などが行われたりしており、学生たちの活発な交流場となっています。

 

 

また大学にはいくつかランドマーク的なものが存在しており、まず一番、目を引くのはハリーポッターの映画に出てくるようなGryphonとよばれるゲルフ大学のキャラクターの銅像や、Begging Bearというイベント事によって個人による着せ替えが行われている熊の銅像、Cannonとよばれる様々な学生団体が自由にペイントしている大砲、そして最も印象的なJohnston Hallという時計台のある美しい建物な
どがあります。

 

 

 

 

 

〖街〗

ゲルフの街はカナダの大都市トロントの郊外にあり、電車だと直通で1時間半、バスだと2時間ぐらいのところに位置しており、週末などに気軽に遊びに行くことが出来ます。ゲルフ自体は田舎過ぎず都会過ぎずといった感じで歴史のある街で、私はすごく気に入っています。実際、高い生活水準、低い犯罪率、美しい自然環境からゲルフはカナダで最も住みやすい都市の1つに挙げられています。ゲルフ市内には市営バスが走っており、私たちは大学から付与されるバスパスを使って市内ならほとんどの目的地まで無料で移動が可能です。大学の近くには大きなショッピングモールがあったり、バスで10分くらいのところにはダウンタウンがあったりして放課後の遊び場所には困ることはありません。ダウンタウンでは暖かくなるとほとんどのレストランがPatioとよばれるテラス席を軒並みに並べていて、ダウンタウンゲルフの綺麗な歴史ある街並みを眺めながら食事することが出来ます。そして気になるのは食のレパートリーですが、メキシコ、タイ、インド、イタリアンレストランがあるほか、特に嬉しいのが、中華や韓国、和食、寿司レストランがあります。また、私のおすすめのお店はアイスクリーム屋さんで、おいしいアイスクリームを食べたあとはカヌーをレンタルして、傍の池で浮かぶことができます。このように都会的な面もある一方で、自然もたくさんあり、特に私が好きなのは大学の傍にあるArboretumという大学が所持している自然公園です。様々な国の庭園をモチーフに再現していて、ただ見るだけでも楽しいです。

 

 

 

 

 

 

〖課外活動〗

授業外では、語学学校の学生達のためのイベントに参加したり、友達と週末にダウンタウンやトロントに行ったり、ホストファミリーと時間を過ごしたり、先程述べたBuddy Programのバディと活動しています。実際今までに、語学学校でできた友達とCanada’s Wonder Landという遊園地に行ったり、トロントのLGBTQサポーターによるプライドパレードを見に行ったり、バディとMaple Syrup FestivalやMulticultural Festival、ハイキングに行ったりしました。特に、プライドパレードはまだまだLGBTQになじみのない日本人である私にとっては、そうでない人たちも一緒に盛り上がれたことはとても新鮮な経験で、多様性のカナダを体で感じました。

 

 

 

 

 

 

語学学校ではELP Eventsというのが月に2、3回ほど用意されており、他のクラスの学生たちとも交流が出来、友達が出来ないなどという心配は一切無用です!ダウンタウンにあるカヌー体験ができるアイスクリーム屋さんに行ったり、ボウリングしたり、オリジナルマグカップやTシャツを作成したり、ジムでスポーツをしたりしました。その他には、タームごとの小休み期間では各自ケベックやアメリカのフロリダディズニーやNY、LAに旅行に行ったりしていました。

今後においては、ボランティア活動などにも精力的に参加していきたいなと考えているところです。

 

 

 

 

 

 

〖ホームステイ〗

ゲルフは最も住みやすい街に選ばれるほどの高い生活水準があるためか、ほとんどのホストファミリーは日本とはまた違ったまさに海外らしい大きな家を持ち、裏庭にプールなどがついているところが多いです。ただし一概には言えず、私のホームステイ先はこぢんまりとしたいわゆるCozy houseで、ホストマザーとパナマから来た留学生のルームメイトの二人で、本物の娘同様に愛を受けながら楽しく暮らしています。私たちは家族ぐるみで交流したりすることもあり、休日には自分の家や友達の家で私たちが日本食を調理して振舞ったり、友達のホストファミリーと一緒にサーカスや花火を見に行ったりしました。最近初めて、普段は忙しくしているホストマザーがサファリに連れて行ってくれてとても嬉しかったです。ゲルフ大学は最初の数ヶ月間はホームステイが必須で、そのあとは寮に移ることもできるのですが、今のところ誰も問題なくホームステイを楽しんでいます。

 

 

話が長くなってしまいましたが、最後に残り約半年間の抱負を書いて締めくくりたいと思います。今始まったばかりの語学学校最後のタームも気を抜かず頑張り、9月から始まるAcademic Coursesに向けてこれからも多方面において英語力を伸ばしていきたいと思います。また次の機会にはAcademic Coursesについてや、サークル活動についてお話出来ればなと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

【Guelph大学留学中 M.Mさん】