Study Abroad 2021 2022.03.31
北京大学
- 中国
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大家好!私は現在、北京大学に留学しているグローバルコミュニケーション学部2回生です。
2月の下旬ごろから春学期が始まり、クラスは秋学期と比べて少し難しいクラスに上がります。教材の難易度も上がるので少し不安に感じていましたが、いざ授業が始まると北京大学の先生方のサポートがあり、予習復習をしっかりとこなせば不安を感じることはなく、楽しく授業を受けることができています。
今学期も前学期同様オンラインでの留学が続いていて、平日は毎日パソコンと向き合い授業を受けています。オンラインなので一見北京大学の先生方が話す内容を一方的に聞くだけなのではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、実際はそうではありません。どの授業でも学生が中国語を話す機会はたくさんあります。例えば必修科目の“口语”の授業では話すことがメインの授業なので、新出単語や本文を読む他にも、先生からの質問に答えたり、授業の最後に時間が余れば日本の今のコロナの状況について話したりなど、オンラインでも中国語で発言したり先生や学生同士で会話する場面が多いです。
春学期になり、私は新しく選択科目で中国の小説について学ぶ授業を履修しています。そこで今回、その授業であった課題について少し紹介しようと思います。先日その授業の中で、読んだ小説の内容に基づいて新たに自分たちで台本を作り、二チームに分かれそれぞれ登場人物になりきって発表するという課題がありました。その課題には小説の内容理解はもちろん、そこに描かれていない会話を想像して自分たちでつくったり、なぜ主人公がこのような行動をとったのか考えたりして台本を考えないといけないため、何度もその小説を読み返し細かい部分まで読みとる必要がありました。また、同じグループに異なる国の学生たちが混ざっているので、WeChatという、日本でいうLINEのようなアプリを使いながら、中国語でコミュニケーションをとり台本を完成させる必要がありました。そして発表当日、それぞれのグループが自分たちで考えた台本を自分が担当する登場人物になりきって発表しました。中にはあまりにも登場人物になりきりすぎて先生や学生たちから笑いが起こるなど、とてもクラスの雰囲気が良かったと思います。みんな距離は離れていますが、一つの教室でみんな一緒に授業を受けているような、楽しく温かい雰囲気でした。
このように、オンラインではありますがどの授業もとても面白く、楽しんで授業を受けることができています。もちろん現地に行って勉強することが理想でそれを望んでいましたが、それがかなわない今、オンラインでできることを最大限できるよう努力しようと思います。
[北京大学留学中 H.Rさん]