皆さんこんにちは！私は現在、北京大学に留学しているグローバル・コミュニケーション学部中国語コースの三回生です。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、悔しくもオンライン留学となってしまいました。昨年9月から始まったオンライン留学も残り数日となり、テスト週間に入ります。今回は留学中の定期テストについて紹介します。

まず、テストは一学期につき、中間テスト(期中考试)と期末テスト（期末考试）の二回あります。テスト期間は1週間ほどあり、その期間、通常の授業は休みになります。一科目につき一つのテストがあり、必修科目の汉语课・口语课の二つと、自分が選択した選択科目のテストがあります。

汉语课は、筆記テストのみで、教科書で学習した単語と文法が主に出題範囲です。単語のレベルが高く、漢字も複雑なものが多いので、覚えるのが大変でした。また、教科書に載っていない、初見の文章を見て問いに答える問題と、与えられたテーマに沿って作文をする問題もあります。

口语课は、筆記テストと口頭テスト(口頭テストのみのクラスもあります)があります。筆記テストでは、与えられた文法を使って文や会話を作ります、（これを口頭テストで行うクラスもあります。）口頭テストでは、先生がテーマを１つ言うので、その答えを自分で文章を考えて発表します。テーマの例として、学校教育について、都市の生活か田舎の生活どちらが良いか、子供が欲しいか欲しくないか、など少々難しいお題が多いです。期末テストの私のテーマは、あなたが一番好きな交通手段は何ですか？でした。テーマを言われた後、考える時間が1分しかないので、頭の中で文の構造を素早く作る必要があります。

選択科目は、私は中级商务汉语という、ビジネスシーンに使う中国語について学んでいました。テストでは、パワーポイントを作って実在する企業について説明したり、二人組になって会社の取引の会話を自分たちで作り、発表したりしました。市場占有率や競争率、有限会社など日本語でも理解しにくい単語を用いて会話を作ることが難しかったです。

オンラインという形の留学になりましたが、たくさんのことを学ぶことができました。もちろん現地に行って直接文化に触れ、色々なことを吸収したかったですが、オンライン留学で学んだことを生かせるよう、精一杯努力しようと思います。最後まで読んでくださってありがとうございました！

【北京大学留学中　Y・Aさん】