大家好！みなさんこんにちは。北京大学SA中の中国語コース２回生です。北京に渡航してから４ヶ月が経ち、北京での生活の半分が終了しました。SAが始まったばかりの頃と比べると、私たちは中国での生活にすっかり慣れてきたように感じます。お店での注文や支払いの仕方、電車やバスの乗り方など当初は戸惑っていたことも簡単にできるようになりました。この４ヶ月で中国語の運用能力の向上はもちろん、中国語圏の文化や生活への理解がより深まりました。１２月末に期末テストが終わり、次の学期が始まる２月末まで２ヶ月ほどの長い休暇がありました。中国での生活に余裕を持ててきたこともあり、この休暇を利用してほとんどの学生が各地方に旅行に行きました。今回は私の旅行について紹介します。

私は１週間ほど重慶と成都へ旅行に行きました。

まず重慶を訪れて、李子坝站と洪崖洞に行きました。李子坝站は重慶軌道交通の２号線の駅です。この駅はマンションの中を貫いた高架駅で、マンションの６階・７階部分を駅として使用しています。たくさんの観光客が電車が通過する様子を撮影していました。

洪崖洞は重慶の伝統建築を利用した観光者向けの商業施設です。施設内には飲食店や劇場、ホテルなどがあります。建物がライトアップされているので夜に行くのがおすすめです。洪崖洞の前に広がる嘉陵江と夜景も見ることができます。

次に成都では、都江堰と成都大熊猫繁育研究基地を訪れました。

都江堰は四川省成都平原西部の岷江にあります。都江堰は紀元前３世紀に創建され、２２００年の時を経て今なお四川盆地を潤す巨大な世界最古の水利施設です。岷江は氾濫の絶えない災いの大河川でしたが、都江堰の建設により、未開の地だった四川省は穀物が豊かに実る地となりました。都江堰について興味がある方は是非その仕組みや歴史について調べて現地を訪れてみて下さい。

成都大熊猫繁育研究基地はジャイアントパンダやレッサーパンダなどの中国固有の絶滅危惧動物の保護と繁殖、研究を行っています。敷地内にはパンダの飼料となる笹がたくさん植えられています。ここでは可愛いパンダをたくさん見られるだけでなく、パンダの保護活動やパンダ研究の歴史についても学ぶことができます。

旅行にはトラブルが付き物で旅行中に様々な問題が起きましたが、北京とはまた違う場所に行くことでより深く中国について知ることができ、とても良い経験となりました。今回は重慶・成都を訪れましたが、また機会があれば他の地域にも行ってみたいです。中国の色んな地域を訪れ各地域にしかない魅力を知ることができれば良いと思います。

それでは次回のSAレポートもお楽しみに〜！再见！

【北京大学留学中　N.Hさん】