大家好！北京大学からのレポートです。

帰国の目処が立ち、北京での生活も残り2ヶ月ほどとなりました。4月中旬に行われた中間テストは、初めての対面での試験に緊張しつつも無事に終えることができました。

中間テストが一段落した今週、汉语大赛という、私たちが所属する对外汉语教育学院内での発表会がありました。ここでは、審査員の学生や先生の前で、クラスごとに劇をしたり歌を歌ったりします。各クラスが中間テスト勉強の合間を縫って案を練り準備しました。

私たちのクラスは、王羲之が催した修禊の雅会で詠まれた詩集の序文として、自ら書写した草稿である“兰亭集序”に関する発表をしました。まず、簡単に詩の紹介をした後、その詩を朗読しました。もちろん古代中国語が使われており、私たち学生だけでの読解は難しかったため、先生にお願いをして説明していただき、理解した上で本番朗読しました。間を空けて読んだり、抑揚をつけて読んだりと各々気持ちを込めて朗読しましたが、テキストの文章とは全く違うものを朗読する難しさを感じました。その後、周杰伦の“兰亭序”という歌を歌いました。練習時間が非常に短い中で習得しなければならなかったのですが、先生が音楽専門の友人を呼んでくださり、2時間ほどの練習でゼロからある程度歌えるまでになりました。本番も問題なく歌うことができ、今ではこの曲にすごく愛着が湧いています。間奏で1人ずつ扇子を開く技を披露したのですが、私だけ失敗しました。

一大イベントも終わり、現在は五一假期(5月上旬の1週間ほどの休暇)に入っていますが、この休みが終われば期末テストまで残り数週間、帰国までもうすぐです。残りの期間で、まだ行っていない場所に沢山足を運びたいと思います。それでは、再见！

【北京大学留学中　Y.Tさん】