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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad 2022 2023.05.23

北京大学

  • 中国
  • 北京大学

大家好!北京大学からのS Aレポートです。

 

北京での生活も残すところ2ヶ月弱となりました。中国では5月1日が劳动节と呼ばれるいわゆるメーデーであるため、4月29日から5月3日まで五連休の大型連休がありました。北京大学は4月29日から5月7日までが休みの期間だったので、この期間を利用して各々色々な場所に旅行へ行きました。私は念願であった内モンゴルと遼寧省へ行くことができました。

 

まず始めに、内モンゴル旅行についてご紹介します。

内モンゴルは中国の北部にあり、モンゴルと接しています。モンゴル族が多く暮らしており、街の至る所に簡体字とモンゴル文字が書かれた看板がありました。今回の旅行では、ゲルに泊まることもでき、乗馬体験やラクダに乗ることもできました。中国に来るまで、中国でこのような体験をできると思っていなかったため、旅行に行く度に中国は多文化、多民族国家であると改めて感じます。

 

 

次に遼寧省旅行では、瀋陽、丹東、大連の三都市を回りました。それぞれ同じ省内にありますが、全く異なった特徴を持っています。

 

 

瀋陽には、後金時代の皇居であり北京の故宮とともに世界遺産に登録されている瀋陽故宮があります。また、満州事変の発端となった柳条湖事件があった都市です。遼寧省の省都でもあるため、南方の省都に比べると少し控えめではありますが、中心部は賑わいを見せていました。

 

 

 

丹東は、北朝鮮との境界線がある街です。朝鮮族が多く住んでいるため、人々は朝鮮語と普通话を話していました。境界線となっている川には、戦時中に爆破された橋が架かっており、北朝鮮側の岸まであと数百メートルのところまで行くことができます。

 

 

大連は、ロシアの租借地時代に貿易港として発展した街であり、日露戦争後には日本の管理下にも置かれていた街です。ロシア風の美しい街並みと、欧米風の街並みが混在し、とても美しい都市でした。

 

 

遼寧省は海に面しているので、北京ではなかなか味わえない新鮮な海鮮料理を堪能することができました。

 

 

中国での生活はあと残りわずかなので、悔いの残らない時間にしたいと思います。

それでは、再见!

 

[北京大学留学中 F.Aさん〕