Study Abroad2012 Vol.2 2012.06.04
Victoria University of Wellington
- ニュージーランド
- 欧米
今回、Victoria University of Wellingtonのあるニュージーランド(NZ)の街について書かせていただくのは、おまたせしました、この僕です。
こっちにきて、はや3ヶ月が経とうとしています。同志社GC学部からは4人の学生がここウェリントンに留学させてもらっています。
この大学は、寮かホームステイかを選ぶことができ、他の3人のGC生はホームステイで、僕は寮で暮らしています。僕の寮は大学へは徒歩10分でいくことができるうえ、目の前がすぐ繁華街というとても便利な所にあります。
僕たちが1年間過ごすウェリントンはNZの首都として君臨し、政治の街としてその役割を果たしています。物価は日本とさほど変わらず、値段でびっくりすることはほとんどないです。
Windy Wellingtonと呼ばれるほど風が強く、雨の日でも傘がさせないほど風には悩まされます。しかし、日本のようにしとしとと降り続く雨はほとんどなく、一瞬強く降って、すぐに止んで、また降っては止む、というかんじです。気温は夏は日本より涼しく、冬は日本よりぬくいといわれますが、夏はまだ経験してないので何とも言えませんが、冬に関しては、昨年、50何年かぶりに雪が降るなど、最近は日本と対して変わらないほどの寒さになってきています。
NZで一番栄えている街はオークランドだと聞きますが、ウェリントンは、一言で表すと、“コンパクト”な街です。決して大きくはない街で、街中のどこにでも歩いて行けちゃうぶん、便利な反面、1年も住んでいれば新鮮さが失われて退屈になっちゃうと感じる人も中にはいるかもしれません。しかし、あなどることなかれ、街の中にはすべてがそろっていて、ここで生活していくうえで不便におもうことは一切ないといっても過言ではありません。日本や韓国、中国などの雑貨屋さん、レストランはもちろん、お寿司屋さんなんて数えきれないくらいあって、中には回転寿司屋さんまであり、日本食、アジア食好きにはたまらない街となっております。ちなみに私事ですが、僕はすでに4膳ものお箸をいろいろな店から買わせていただきました。とにかく、スーパーにすら、日本のおやつや海苔、ごまドレッシングまで置いてあり、ウェリントンの街で日本食を恋しく思うことはありません。
街の中にはTe Papaという博物館があります。この博物館は入館料無料の年中無休で営業しています。なので好きな時に好きなだけ訪れることができます。ちなみに、僕はまだ8回ほどしか行ったことがありません。ここで、NZの文化や歴史、NZ特有の動物、アートなどが展示されています。めちゃくちゃ広いので、一回ですべてのコーナーを見て回るのは至難の業です。ぜひ一度…だけでなく何度も訪れてみてください。ちなみにどうでもいい話ですが、“Te PaPa”はNZの先住民であるマオリ族の言葉で、“博物館”という意味です。他にも大学から歩いて5分ほどのところに植物園があったり、街からバスで15分ほどのところに動物園があったりと、子供から大人まで、誰でも楽しめる街となっております。
あと、忘れてはいけないのが、サンデーマーケットです。その名の通り、日曜に開かれる、朝市的なものです。日曜の朝早くからお昼過ぎまで、いたるところで開かれていて、いろいろな野菜やフルーツがとても安くで売られています。安いぶんついつい買いすぎてしまうこともありますが、おいしいものをたくさん食べれれば、それだけ人生を楽しく生きていけるので、決して後悔する必要はありませんよ。ちなみに僕は、一度の買い物で2個のレタスに10㎏の玉ねぎ、20本のバナナに8個のリンゴを買い込んだこともあります。それでもコストはNZ$15($1≒70円なので約1050円)しかかからなかったです。
街を歩いていると、スケボーに乗る若者やキックボードに乗る子供をよく見かけます。NZでは坂が多く自転車は大変なため、上りは歩きで、くだりはスケボーやキックボードに乗ってすいすいとくだっていく人の姿がよく見かけられます。自転車を利用する人は大半が中年層の人で運動がてら通勤時に使うといった程度でしか見かけられません。
そして、日本との違いは、ほとんどの家庭は湯船につかることは少なく、たいていシャワーですましてしまうという点です。日本食や日本の物に困ることはありませんが、湯船を恋しく思う人は多いのではないでしょうか。しかし、あなどることなかれ、ここでも助け舟がやってきてくれます。ウェリントンからバスで8時間ほどのところにスパがあるので、ここでゆっくりお湯につかり、心身ともにリラックスし、日ごろの疲れを癒すことができます。僕はまだいったことはないですが、今度行く予定なので、それについての詳しい説明は乞うご期待!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。ほんとはもっといっぱい書きたいことがあるのですが、全部を書いていると年を越しちゃうので今回はこのへんで終わらせてもらいます。少しでもみなさんの、GCについて、また留学について知る助けになれれば幸いです。これからもあたたかくGCを見守っていただけたらと思います。それでは、このへんで失礼します。
[Victoria University of Wellington 留学中 S・Tさん]