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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2012 Vol.3 2012.07.28

University of Manitoba

  • カナダ
  • 欧米

こんにちは、University of Manitobaに留学中です。ここウィニペグに到着してからいよいよ五ヶ月もの期間が経とうとしていて、十ヶ月あった留学生活も折り返しにさしかかっています。不勉強さを改めて感じつつ同時に成長した部分も見つけ、そして最近ではまた新たな留学生が来ようという中、古株とも言うべくしてこちらの様々なことに明るくなりつつある私たちの生活について話そうと思います。

まず第一に皆さんが心配していることと言えば、何よりも生活における英語力の向上でしょう。今このマニトバ大学には、私を含めて五人の本学部生が在籍しています。彼らと共に時間を過ごすことも多いですが、それ以上に、それぞれに外国人の親しい友人を作り、当然英語を用いて意見を交えて友情を深めながら日々を送っています。授業においての勉強もさることながら、彼らはそうした生活の中でいつの間にか、目に見えて着実に英語力を伸ばしています。この大学には私達の他にも数多くの日本人が在籍しているため、誰でも簡単に、日本語を用いてカナダ旅行を全力で楽しむことは出来ます。そういった意味で、あえて外国人と行動しようというのは、彼らがそう捉えていないにしろ、努力と言えるのかもしれません。あなたのカナダでの留学生活を、より英語に親しんだものにするように出来る限りの努力をすることをここでお勧めします。

僕自身に関して言えば努力という単語を用いることすらおこがましいという環境に身を置き久しいので、そんな下から目線の「僕は正しくはこうあるべきだった」という血反吐に染まった意見と応援を是非参考にして欲しいと思います。留学生活では日々勉学に励み、それが無理であれば、ただ外国人の友達との楽しい日々を会話と共に過ごして下さい。英語には「make a difference」という言い回しがあります。直訳すれば違いを作るということになりますが、英語圏におけるこの表現はもっぱら、ものごとを「良くする」ことを意味します。今あなたが日本で友人と雑談をするのと全く同じようにあなたは新しい外国人の友人と会話を楽しむことが出来、それらの中に、偶に文化の「違い」が顕在化するかどうかという「違い」が、あなたの留学生活を特別な物に、より良いものにすることでしょう。ここで僕が明言できるのは、そうした元々楽しい普段のおしゃべりを、ただ英語で続けた結果僕の友人は成果を挙げています。正直僕もやと思います。

そして努力をしてこなかった私が何をしていたかと言うと、それはいくつもの楽しいことです。美味しい物を食べ、ビリヤードをし、買い物をし、美味しい物を食べ、飽食の時代を日本の淀んだ都会で生きた私も、全身を課題や試験準備に覆われたその隙間から新鮮な酸素を手に入れられる空気の美味しいウィニペグです。ボーリングが好きな友人はボーリングを、歌が好きな友人はカラオケを、はしゃぐのが好きな成人男性女性はナイトクラブ等々を楽しみ、非常に忙しい日々の中で、思いの外たやすく娯楽を見つけることができます。季節によればビーチ(湖です)で泳いだりBBQをしたり、また私のホームステイにはプールまであります。
七時起床→八時登校→二時半まで授業→五時まで雑談→夕食→十時まで課題→就寝準備
といった平日や、
十時起床→十二時まで課題→七時まで外出→夕食→十時まで課題→就寝準備
といった休日、
のような計画がポピュラーであると思います。そして知っておいてもらいたいのは課題の多さです。授業外で拘束される時間は非常に長く、それは恐らく留学、非母国語で教科を学ぶということ、に約束された忙しさでしょう。ちなみに僕は落第すれすれのとこまで課題をさぼって遊んでいます。落第しないことを祈ります。

日常を彩ってくれるのはいつも芸術です。ウィニペグに生まれ色々な地で成功をなしたミュージシャン達が、ここでいくつもの音楽の祭典を開きます。Jazz festivalやFolk festival, そしてまさに今週開かれているFringe festival等、太陽光を遮る事の無い低い建造物でかたどられた街並みの中で、日本よりもエネルギッシュな人々が連日お祭り騒ぎです。
また近所にはMTS centreという巨大なアイスホッケーのスタジアムがあり、シーズンにはその試合を観戦しに行けますが、シーズンオフには、数々の有名なミュージシャンがそこを訪れてライブを行います。Arctic Monkeys、Red Hot Chili Peppers、Iron Maiden等、日本でも頻繁に名前を聞く人達ばかりです。是非チェックしてみてください。

たくさんの娯楽とたくさんの友人をここで見つけた後には、お金と積極性だけを用いて、退屈知らずの活気に満ちた毎日を送る事が出来ます。不健康と引き替えのカナダのジャンクフードをむさぼる合間には多々あるレストランで日本食や韓国料理に舌鼓を打ち、僕の場合、今のところ日本に帰りたいと思ったことはありません。僕は日本が好きです。それくらい充実した日々だと思っていただけたらと思います。

忘れていたので付け加えたいのは、wi-fiが使えるスマートフォンやiPod touch等を日本で用意して持ってくるととても便利やと思います。それではまた!

 

[University of Manitoba 留学中 O・Nさん]