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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2015 Vol.1 2015.07.16

University of California, Davis

  • アメリカ
  • 欧米

こんにちは、UCDavisに留学している同志社大学GC学部英語コース2回生です。
全9か月の留学生活のうち4か月が過ぎ去ろうとしている今、Davisに留学している9人の学生はなお一層勉学に励んでいます。

一年生のみなさんは第二回TOEFLお疲れ様でした。今は大学初めての期末テスト真っ最中という、非常に忙しい期間ではないでしょうか。

私からみなさんにお伝えしたいことは、Davisに行きたいという人にはもちろんのこと、他の大学を目指す人にも大きく影響し、また大切になってくると自負しているので、硬く拙い文章で申し訳ないですが、留学に必要な勉強について私の意見を僭越ながら述べさせて頂きたいと思っています。

UCDavisはクオーター制のために授業の進行が早く、また毎回の授業で出される課題も多いです。前学期に私はCHN (Chinese)003、HIS080 (History of US in the Middle East)、NAS (Native American Studies) 001、HUM (Humanities forum) 025という4つの授業を取っていましたが(ちなみにどれもとてもおすすめなので春学期の授業を考える際に参考にしてください)、これらすべて合わせると一週間に読まなければならないリーディングの量は200頁(もしくはそれ以上)にも及びます。それに加えて中国語のクラスでは毎日授業&小テストがあり、さらに中国レストランに行って中国語で注文する、中国語で動画を作成してYoutubeにアップロードするというようなプロジェクトもあるために、かなり時間を取られます。ここで大切になってくるのは、
1) どれだけ「勉強」に体が慣れているか
2) どれだけ前提知識を持っているか
この2点です。

GC学部はどの学部よりも課題が多いと言われているので、この学部で出来るだけ課題を質と量の二つの側面において完璧にこなすことによって、こちらでの勉強に必要になってくる体力と知識を得ることが出来ると思います。しかしながら、それでも課題の量と授業のスピードに苦労することでしょう。そこで二つ目のポイントである「自学習」が必要になります。課題も量と質において完璧に(限りなく近いほど)やった、でも時間がある、そこですべきことは自分の知識の範囲を広げることです。

前提知識があるからといって授業が完全に理解出来るようになるわけではありません。授業で聞き取れなくて嫌になることもあると思いますが、「面白いから知りたい」という気持ちを持ち、またそれを保つことで、なんとかついていこうという根気も生まれると私は信じています。

Davisはアメリカのみならず様々な国から来た学生で構成されており、非常に意欲の高い学生が多数在籍しています。日本についての知識をたくさん持っていることは彼らと話すきっかけとなるだけでなく、色々な人から面白いと思ってもらえる武器にもなり得ると考えています。なぜならこちらの人々は政治の話や国際問題の話をするのが大好きで、私も色々な人からコアな話題をふっかけられては議論をするという毎日を送っているからです。もちろん、日本のことを知らなくても友達は出来ますし、楽しく過ごすことが出来ます。しかしながら、英語は手段であり、目的ではありません。英語を使って何かが出来るようにならなければいけないのです。英語はこちらで最大限に練習し磨き上げることが出来ますが、ネットの時代とはいえども日本のことについて知るのは日本にいるときに比べ難しいのが現実です。私たちは日本代表でもなければ選ばれた人間でもありませんが、多くの人が私たちの意見を「日本人の意見である」とみなします(実際に日本人の意見であることには変わりありません)。日本人の意見として何が言えるのか、英語を使って何を話すのかは、留学前の生活にかかっています。

また近々UCDavisで何が出来るのか、選んだ理由となるこの学校の魅力についての投稿を写真も交えてアップロードするつもりですので、ご覧頂けたらと思います。今回は、過去の記事にはない、留学前の「今」必要な記事として書かせて頂きました。これがこの長い文章を最後まで読んで下さった方々の一助となり、今みなさんが過ごされている留学準備期間を有効に活用し、そして有意義な留学生活を送ることを願ってやみません。

 

[University of California, Davis 留学中 M・Mさん]