Study Abroad2018 2018.10.18
北京大学
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大家好!
北京大学のSAレポートです。早いもので北京に来てすでに約1ヶ月が過ぎました。10月に入り北京は気温が下がり、みんな冬に向けて、防寒対策を始めています。すでにダウンジャケットやヒートテックを着ている人もちらほら見かけます。授業にも慣れて、各々にサークル活動や課外活動に積極的に参加し、みんな各々に交友の輪を広げています。また、私たちの通っている北京大学の中は一つの街のようになっており、銀行やスーパーや携帯会社、さらには映画館までもがあります。大学内での生活はとても便利で過ごしやすいです。
さて、今回は国慶節の様子について少し紹介したいと思います。まず国慶節というのは中国の祝日の一つで、中国の建国記念日です。休み期間は約一週間で、多くの学生がこの期間を利用して旅行に出かけます。今回は私が行った内モンゴルの様子について話したいと思います。
内モンゴルは「内蒙古自治区」と言って中国の省の一つです。内モンゴルと聞くと「ゲルに住み馬に乗って羊を飼っている」なんてイメージを抱く方も少なくないと思いますが、しかし、それはほんの少数であって大多数は他と変わりない都市部で生活しています。内モンゴルへはバスで約9〜10時間ほどかかります。この時期の内モンゴルはとても寒くヒートテックにダウンジャケットでも凍えるような寒さでした。食事は羊肉が多く、北京では目にしたことのない料理もたくさんありました。主食は北京と変わらずご飯と馒头(肉まんの周りのパンのようなもの)で、みんなで毎食円卓を囲んで美味しくいただきました。
1日目の夜に、遊牧民族の移動式住居ゲルに泊まりました。ゲルではお湯が出なかったり、お湯に限りがあったりとハプニングだらけで、お湯の大切さを実感しました。夕食後には旅行客みんなで薪を囲み花火をしたり、円になって踊ったりととても楽しい時を過ごしました。さらに、日本にはない遊びをたくさん現地の方に教えていてだき、とても楽しかったです。
私の中でのこの度の1番の思い出は、砂漠での乗駱駝です。今回私は人生で初めてラクダに乗りました。駱駝は思っていたよりも大きくて可愛く、躾がしっかりされており飼い主さんの指示にしっかりと従っていました。駱駝の乗り心地はとても良く、とても暖かかったです。砂漠では、乗駱駝の他にもワイヤーに吊らされて空を飛んだり、バギーの後ろに乗って砂漠を走り回ったりと様々なアクティビティを楽しむことができました。
最終日に訪れた博物館はとても大きく、内モンゴルの歴史や生活文化などが展示品とともにとても詳しく説明されており、とても勉強になりました。
行く場所行く場所で出会う人たちは、中国語が未熟な私たちの言葉を理解しようと耳を傾けてくれたり、わかりやすく話してくれたりととても温かったです。一言で中国と言っても日本の約26倍の面積がある中国では、地方によって衣食住が全く異なることを実感しました。残りの留学生活、もっと多くの地方を訪れ、現地の人々と交流し、文化に触れ自分の視野を広げて行きたいと実感した旅行でした。
[北京大学留学中 S.Nさん]