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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2018 2019.06.27

北京大学

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中国留学総まとめ

 

皆さんこんにちは。北京大学のSAレポートです。北京も日本も暑い季節がやって参りましたね。皆さん熱中症にはくれぐれも注意してください。さて、この度は約10ヶ月に及んだ北京留学も終わり、無事実家に帰る事ができました。これを機に、北京留学の総まとめをお伝えしたいと思います。

2019年6月20日、北京大学で同志社大学生の結業式が行われました。各自胸に秘めてる思いは様々でしょうが、北京に来たばかりの頃とは、明らかに面構えが異なります。あの頃の右も左も分からない不安そうな面影はどこにも見当たりません。それもそのはず、中国語能力の向上はもちろんの事ながら、考え方や価値観が変わる出来事にも数多く遭遇したことでしょう。私を含め、皆立派に成長致しました。この10ヶ月間の留学期間がそれを証明してくれます。私たちは北京で得た成長のきっかけを止めることなく駆使し続けることでしょう。

ところで、同志社大学様のSAレポートで度々留学中の記事が更新されていたかと思いますので、ほとんどの出来事は私が言うまでもありません。それ故に、この場をお借りして、私が北京へ留学して感じた事や学んだ事を簡単に綴らせて頂きたいと思います。

「人は見かけによらない」とはよく耳にする言葉ですが、それは人ばかりではありません。国や人種、文化も同じ事が言えるでしょう。私は日本、韓国といった2つのルーツを持ちながら、中学生の頃、台湾系の学校に在学していた為、ほとんど差別や偏見なく留学に臨める心の準備ができていると思っていました。しかし、北京へ留学に来ると、それは大きな勘違いである事に気付かされました。やはり、日本文化的な観念からすると、実際に北京へ来てからは驚く事ばかりでした。国毎に多少の違いはありますが、北京は私が今まで訪れた国の中でも差が顕著に出たと思います。そして、私が感じたその驚きは、彼らにとってはなんの変哲もない彼らの常識なのです。ここで大事なのはこの部分にあります。例えば、日本では歩行している際に対面に人が来れば、互いに少しずつ間を空けるの、でぶつかる事は滅多にありません。しかし、北京ではぶつかるのが日常茶飯事です。だからといってどちらが正しいという訳ではありません。お互いが全く違う為、互いに正しいのです。私は、ここで異文化理解とは非常に難しい事だと改めて気づく事になりました。私たちは異文化である彼を、仲間として理解するだけでなく、全く違う別物として考え、理解しなければならない考え方がある事に気づきました。もちろん捉え方はひとそれぞれですので、これですら一概には言えません。ともかく、異国の地へ留学するということは、多くの覚悟と勇気を必要とします。学部の後輩たちは心して留学に臨んで欲しいと思います。分からない事があればすぐ先輩方に相談する事をお勧めします。

最後になりましたが、北京大学様、同志社大学グローバル・コミュニケーション学部様、近畿ツーリスト様、親御さん方、留学中に心を支えてくださった皆様に、失礼ながらこの場をお借りして御礼とご挨拶申し上げます。大変お世話になりました。ありがとう御座いました。

[北京大学留学 K.Sさん]