StudyAbroad 2024 2024.10.23
北京大学
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皆さんこんにちは。今回は第一回目の研修旅行についてのSAレポートです。私たちは今回【敦煌】へ研修旅行へ行ってきました。敦煌は甘粛省北西部に位置する都市で、北京よりずっと西にあります。
初日は5時40分ごろに集合して、空港に出発しました。飛行機に3時間ほど乗って敦煌の空港に到着しました。ガイドの方と合流した後、そこからはバスで最初の目的地である鳴沙山、月牙泉という場所に行きました。バスを降りてしばらく歩くと広大な砂漠が見えてきました。
2時間ほどの自由時間の中で、ラクダに乗ったり、鳴沙山に登ったり、月牙泉を見に行ったりしました。
2日目の午前中は玉门关という遺跡を見に行きました。玉门关はかつてシルクロードの関所の役割を果たした場所で、資料館には交易品について書かれた木簡などを見ることができます。それらを見ていると、はるか昔にそこにあった文明をはっきりと感じられました。
午後は莫高窟に向かいました。敦煌石窟という名前でも知られる莫高窟は、中国三大石窟に数えられるほど有名な石窟で今回私が1番楽しみにしていた場所でもあります。
まず短い映画で莫高窟の歴史や内観について知識をつけてから、莫高窟を見に行きました。長い壁のような岩に無数に穴が空いていて、全てが石窟になっています。また、莫高窟は西暦355年ごろに掘り始められて以来、長い歴史の中で敦煌を支配する政権も度々変化したことからそれぞれの石窟の壁画は全て仏教思想についてではあるものの、それぞれの時代の思想や文化、建物や衣服の流行が反映されていて、とても興味深いと感じました。
3日目は朝8時半ごろから、午後4時ごろまで高铁と呼ばれる電車に乗って黄河を見に、兰州に向かいました。兰州はイスラム教徒が多く住む地域ということで、夕食は精進料理を食べました。仏教の精進料理と違って、辛い料理が多い印象でした。
4日目の午前中は敦煌芸術館に行き、敦煌石窟についての知識を更に深めることができました。石窟についての様々な展示があり、1時間では見切れないほどでした。
午後は兰州水墨丹霞旅游景区に行きました。シャトルバスや展望台から景色が見えたときには本当に感動しました。地平線まで続く山々がとても綺麗で印象的でした。
4日ともこれ以上無いほどのいい天気で、良い写真も沢山取ることができました。また、それぞれの場所でガイドの方がとても流暢な日本語で説明して下さったおかげで場所についての理解も深まり、とてもよい経験となりました。
〔北京大学留学中 H.Tさん〕