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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

StudyAbroad 2024 2024.10.25

北京大学

  • 中国
  • 北京大学

大家好!みなさん、こんにちは!北京大学からのSAレポートです。留学開始から約一ヶ月が経ち、肌寒さが感じられる中、キャンパス内でも少しずつ秋の色が見え始めました。季節の移ろいとともに北京での生活にも慣れていき、週末には街中へ羽を伸ばしたり、サークルへ参加する学生も見られ、各々が自分なりの留学生活を送っています。

さて、今回はこの約1ヶ月間にある中国の伝統的な祝日を二つご紹介します。まず一つ目は中秋節(中秋节)です。中秋節は毎年陰暦八月十五日と決まっていますが、旧暦と新暦は一年で十一日のズレがあるため毎年違った日が祝日となります。そのため今年の中秋節は九月一七日で、その前日の十六日の二日間が休校となっていました。中秋節では月餅(月饼)という中秋節を代表するお菓子を食べるという習慣があり、中秋節が近づくと学校の食堂でも月餅が売られていました。月餅は中秋節には欠かせない伝統的なお菓子で、和菓子のような味わいと美しい模様が彫られた外皮が特徴的です。中身は蓮の実、紅豆、卵黄、果実など様々な種類があり、地域ごとにも特色が見られ、中国文化の多様さが感じられます。サイズも豊富で、ケーキのように切って数人で分けるようなものから手のひらサイズのものまであります。中秋節明けの授業では口語の先生が大きな月餅を持参してくださり、クラスのみんなで食べました。手のひらサイズの月餅には北京大学のロゴが彫られており、中央には北京大学を省略した「北大」という文字が書かれています。旧暦八月十五日の夜は一年で最も月が大きく明るい夜で、その満月に再会の感謝、故郷や愛する人への思い、豊作や幸福を祈願する日です。今年は天気にも恵まれ、私も月見をしながら月餅を食べました。

 

 

10月に入ると国慶節(国庆节)という祝日があり、これが留学に来て初めての大型連休となります。国慶節は中国の建国記念日で、毎年10月1日に祝われ、7日間の大型連休「黄金周(Golden Week)」として知られ、観光や帰省で多くの人が移動します。北京大学も観光地として有名でこの時期になると北京大学のグッズを片手に観光をしている家族連れもも多く見られます。今年は中華人民共和国の成立75周年ということもあってか国慶節が近づくにつれ、街中やニュースでも国慶節の話題は中心となっていったように感じられました。家や公共施設、建物などに中国の国旗が掲揚され、天安門広場での国旗掲揚式典はメインイベントとっても過言ではありませんでした。

祝日一つをとっても、そこには中国の歴史や文化が織り込まれており、実際に中国で生活することでそれを身をもって体験することができました。留学は言語の学びにとどまらず、現地の方々の「実際の生活」に触れることで、文化理解も同時に深まると感じました。これからの留学生活でも日常に根付く「文化」を学びに繋げていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。再见!

 

【北京大学留学中 Y.Aさん】