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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

StudyAbroad 2024 2024.07.25

Victoria University of Wellington

  • ニュージーランド
  • 欧米

Kia ora! 皆さんこんにちは。ニュージーランドのVictoria University of Wellington (VUW)よりSAレポートをお届けします。2月15日に日本を出発した私たちGC学部生9人のニュージーランドでの生活は早くも5ヵ月を迎え、ようやく生活に慣れてきたように感じます。語学学校を5月に終えた私たちは、2ヵ月間の長期休暇を過ごし、7月からは大学の正規科目を受講しています。それでは、ニュージーランドに到着してから今日に至るまでの留学生活を紹介していきます。

 

[ウェリントン]
VUWはニュージーランドの首都であるウェリントンに位置しています。ウェリントンはニュージーランドの首都でありながらも都会という印象はなく、自然に囲まれている穏やかな都市です。そのため、海水浴や釣り、ハイキングなど自然を生かしたアクテビティを様々な場所で楽しめることが魅力の一つです。また、街中には様々な国籍の人が見受けられ、様々な文化的背景を持つ人に寛容な多文化共生社会であることが窺えます。日本と季節が真逆であるウェリントンは7月現在、冬の真っ最中です。しかし、日本の冬のような厳しい寒さはなく、比較的快適に過ごすことができています。

 

[語学学校]
VUWの語学学校はEAP(English for Academic Purposes)と呼ばれています。EAPの中でもEAP for Undergraduate StudyとEAP for Postgraduate Studyの2つのクラスに分けられます。ただし、クラス分けに関しては、渡航前に受験するTOEFLの結果が反映されます。授業時間については、EAP for Undergraduate Studyは9時から13時までの4時間、EAP for Postgraduate Studyは12時から15時までの3時間、それぞれ授業の間に30分程度の休憩を挟んで、月曜日から金曜日に毎日授業が行われます。また、成績評価については、EAP for Undergraduate Studyは学期の最後にテストとプレゼンテーションがあり、主にその結果を元に成績がつけられます。一方、EAP for Postgraduate Studyでは、学期末テストは実施されませんが、日々の課題やプレゼンテーションが比較的多く、その出来具合によって成績がつけられます。クラスによって扱う内容は異なりますが、いずれのクラスも毎日英語に触れる機会があり、英語4技能を均等に向上させることができます。また、クラスメイトの中には様々な国籍や年齢層の人がおり、ディスカッションや意見交換の際、出身国によって異なる英語の発音や価値観、考え方の違いを学ぶことができ、これもEAPならではの貴重な経験になります。

 

 

[アカデミック授業]
VUWの正規授業は主に、週1~2回の各50分間の講義に加え、チュートリアルと呼ばれる週1回50分間の少人数授業で構成されています。講義は日本の大学の授業と同様に、教授の話を聞くことや若干のグループワークが中心ですが、チュートリアルは少人数グループでのディスカッションが中心です。私はメディア学、観光学、文化人類学を履修しています。例えば、メディア学の授業では、週各1回の授業とチュートリアルに加え、講義前の予習として、動画の視聴とリーディングが課されます。いずれも入門の授業なので、内容自体は比較的理解しやすいですが、講義やチュートリアル内で話される英語はとても速度が速く、聞き取るだけで精一杯です。しかし、どの授業も録音されているので、講義後にもう一度聞きなおして、理解を深めることができます。

 

[滞在先]
VUWに留学する場合、ホームステイか大学寮の2つの選択肢から滞在先を選ぶことができます。まず初めの4ヵ月はほとんど全員がホームステイをしていました。学生である私たちのことを気にかけてくれる親切なホストファミリーが多く、ホームステイ先での生活では、多くのGC学部生が快適に過ごせていたように感じます。4ヵ月間のホームステイを終えた後は、さらにホームステイを継続するか、寮に引っ越すかを選択することができます。現在は半分の学生が寮に移り、新たな環境での生活を送っています。現地の学生だけでなく、世界各国からの留学生に出会うことができ、交友関係を広げることができるところが寮生活最大の利点です。

 

[生活]
私たちが主に利用するKelburnキャンパスの中には図書館やカフェ、ジムなどの施設があり、放課後や休日に気軽に利用することができます。また、運動系の部活動や文化系サークルなどVUWには多くの団体があり、多くのGC学部生が所属しています。大学から20分程歩いて街に出ると、買い物や食事を楽しむことができます。しかし、17時や18時などの早い時間に閉店する店が多く、金曜日や土曜日を除くと、夜の街は静かな印象を受けます。ニュージーランドといえば、ラグビーを思い浮かべる人が多いと思います。ウェリントン駅の近くには大きなスタジアムがあり、頻繁に試合が行われるので、休日にはラグビー観戦に行くことができます。ちなみに、日常生活における徒歩以外の移動手段は電車よりもバスが中心になります。ただし、バスは遅延することも多く、そういうところからも海外らしさを感じます。冒頭でも少し述べましたが、無事に語学学校を終えた暁には2ヵ月間の長期休暇が待っています。その長期休暇中に今年は、多くのGC学部生がオーストラリアに旅行に行きました。ウェリントンとオーストラリアの有名な都市であるメルボルンは飛行機で3~4時間で行くことができ、ひと味違う雰囲気を満喫することができました。休暇を利用して国内各地だけでなく、周辺の島々に気軽に旅行ができることもニュージーランド留学の魅力です。

 

以上、VUWよりSAレポートをお届けしました。ニュージーランドはのんびりとした環境で留学生活を送りたい人におすすめです。ぜひ、留学先の候補に入れてみてください!

 

【Victoria University of Wellington留学中 T.Uさん】