StudyAbroad 2025 2025.11.04
Acadia University
- カナダ
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                    こんにちは!カナダ東部、ノバスコシア州の小さな街WolfvilleにあるAcadia大学からSAレポートをお届けします。2025年度はGC学部から5名が留学していて、留学生活を通してそれぞれが様々な経験をし、学び、挑戦し、楽しみながら成長していると感じます。このレポートでは、そんな私たちの暮らしの様子を5つのテーマに分けてご紹介します!
<Wolfvilleの街>
私たちが暮らすウルフビルは、自然豊かで穏やかな雰囲気が魅力の、人口約5,000人の小さな街です。そのうち約3700人が学生で、Acadia大学を中心に発展しているため、大学のジムやアイスホッケー場には現地の方々もたくさん来ます。とても親切な人ばかりで治安もよく、カナダの中でも特に留学生を温かく迎えてくれるコミュニティだと肌で感じます。
田舎ではありますが、キャンパスのすぐそばがメインストリートになっていて、カフェやレストランが思っている以上に充実しています!電車がない代わりに、バスで隣町や州都のHalifax、さらに赤毛のアンゆかりのプリンスエドワード島までも行けます。水辺が近く、ノバスコシア州は“世界で最も潮位が高い場所”として知られているため、潮の満ち引きを間近で見るのも楽しいです。
私たちは真冬の2月に到着し、一面真っ白の雪景色に迎えられました。吹雪で対面授業が中止になる日もありましたが、建物内は暖かく快適で、なにより晴れた日の澄んだ空気と景色は最高です…!夏は湿気が少ないため日本と比べると過ごしやすく、9~10月には街全体が綺麗な紅葉で彩られます。季節ごとのイベントや大学スポーツを町全体で盛り上げ、自然と人の温かさにあふれたアットホームな雰囲気がWolfvilleの大きな魅力です!
<語学学校とアカデミック授業>
Acadiaの語学学校(EAP)はLv.1000~3000の3つに分けられています。私たちはLv.2000の途中から参加する形で到着し、1ヶ月学んだあとに少しの休みを挟んで、3月末からの10週間をLv.3000で学び修了しました。四技能の授業が中心で、平日は朝9時から15時まで授業があります。Lv.3000では集大成として、グループで行うビジネスプランに約2ヶ月を費やし、また、Natural Disasterという大学授業を同時並行で受講していました。日帰りスキーやマーケットに行くアクティビティなども豊富で、先生方はとても親身になって私たちの学びをサポートしてくださいました。
9月からの3ヶ月半は正規学生と同じアカデミック授業を受講します。私たちは全員3科目を履修していますが、最大6科目まで選択できます。それぞれが興味のある科目を選び、私はBusiness・Financial Accounting・Englishを学んでいます。(Psychology やAnthropology、ギターのクラスなどを選択している人も!)授業の予習や復習はとても大切で、課題が大変だと感じることもありますが、自分なりに余裕を持てるよう時間割を組んで、楽しくやりがいのある毎日を過ごしています。
<寮生活> (O.Tさんより)
Acadia大学には11個の”residence(寮)”があり、それぞれ異なる雰囲気をもっています。250人近くの学生が集まる大きな寮もあれば、100人以下の小さく静かな寮もあるので、自分が心地いいと感じる場所を見つけるのが寮選びの鍵です!寮は何といっても、大学の正規学生たちと知り合える機会がたくさんあるのが利点です。週に一度は寮のイベントがあり、参加し続けると自然と顔見知りや友達ができます。ジムに行ったり、学生は無料で観ることができるアイスホッケーなどの大学スポーツ試合に行ったりもしています。最近ではハロウィンに向けた寮の飾りつけをするイベントに参加しました!
また寮にキッチンや冷蔵庫はあるものの、寮生は基本的にMeal Hallという食堂でご飯を食べるので、そこでも多くの学生とコミュニケーションを取ることができます。毎日メニューが変わり、白ごはんもほぼ毎日出て、サラダバーも取り放題なので、私はかなり楽しんでいます!到着してすぐは寮の誰一人知らなかったですが、寮のイベントや町の催しに参加するにつれ友達が増えていき、キャンパスライフが心地いいものになっていきました。寮生活のサポートも充実しているので、安心して過ごすことができます!
<ホームステイ生活> (A.Hさん・K.Tさんより)
ホストファミリーとは、一緒に野球観戦をしたり、ドラマを観たり、料理をしたりしています。プリンスエドワード島やPeggy’s Coveに観光に行ったのはとても良い思い出です。またカナダではホームパーティーが盛んで、Canada Dayやイースター、私の誕生日を一緒にお祝いしました。日本では出来ないような貴重な経験をさせていただいています。
朝食はシリアルやパンが中心で、昼食用には毎日ランチボックスを用意してくれます。夕食は家族みんなで囲み、たくさん会話をして楽しい時間を過ごしています。ホストマザーはおしゃべり好きで、日々の出来事やカナダの文化について話してくれるため、自然とリスニング力も鍛えられています。季節のイベントは毎回盛大にお祝いし、日本ではあまり馴染みのない行事を体験できるのは、ホームステイならではの貴重な経験です。地域のアクティビティやボランティアへの参加方法も丁寧に教えてくれました。異文化の中で戸惑うこともありましたが、毎日のあたたかい会話やサポートのおかげで安心して過ごすことができ、今ではこの家族が「もうひとつの家族」のように感じられる大切な存在です。
<課外>
授業外ではボランティアやクラブ活動を通して多くの刺激と新しい出会いがありました。
私たちが自主的に参加し、特に思い出に残っているイベントの一つにInternational Banquetがあります。さまざまな国にルーツをもつ学生が、歌やダンス、演奏などを披露する国際文化交流の場です。寮で仲良くなった友人が主催者だったこともあり、私たちは着物や浴衣を着て盆踊りを披露しました!大勢の前での発表に緊張もしましたが、日本の素敵な文化を少しでも伝えられたかなと思います。学内でAfter Partyも開かれ、イベント後にはたくさんの新しい友人ができました。勇気を出して皆で参加してよかったと心から思います!
また、丸3ヶ月あった夏休みもとても充実していました。私はカナダ国内を巡って、オーロラ鑑賞や映画のロケ地を訪れたり、トロントでサマーコースを受講したりしました。ほかにも、ご両親をカナダに招いてAcadia大学を案内した人や、夏のコースでWolfvilleの産業や歴史について学んだ人もいます!
ここまで長くなりましたが、このレポートがこれから留学を考えている方の参考になれば嬉しいです。私たちそれぞれが異なる形で貴重な経験を積み、成長を重ねている中で、共通して言えるのは「Acadiaに来れてよかった!」という気持ちです。残り僅かのカナダでの生活を一日一日大切に過ごしていきたいと思います。
【Acadia University留学中 N.Cさん】





