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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad 2022 2023.08.07

Victoria University of Wellington

  • ニュージーランド
  • 欧米

Kia ora!! (Māori語でこんにちは)

ニュージーランドのVictoria University of Wellington (VUW)からのSAレポートです。現在、VUWには12人のGCE生が留学しています。留学してから早くも6ヶ月が経過し、ニュージーランドの文化にも徐々に慣れてきました。ニュージーランドは南半球に位置しており日本とは季節が反対のため、7月の現在は冬です。今回のSAレポートでは入国してから今まで経験してきたことをお話しします。

 

(VUW)

Victoria University of Wellington (またはTe Herenga Waka) は3つのキャンパスを持っており、中心街から丘を登った場所に位置するKelburn Campus, 中心街に位置するTe Aro Campus, 中心街から少し離れたWellington Station の近くに位置するPipitea Campus があります。学校名やキャンパス名にニュージーランドの先住民マオリの言葉を使っているのが印象的です。GCE生は主にKelburn Campusを使っています。語学学校のEAPもKelburn Campusにあります。Kelburn Campusの建物の中心にはThe Hubという演説や集会ができる場所があり、学生の交流の場となっています。学期はTrimester制をとっていて、一年の間に3学期あります。

 

 

(語学学校)

VUWの語学学校は、EAP(English for Academic Purposes) という科目です。これに合格すると同志社の10単位として認定されます。EAP for Undergraduate StudyとEAP for Postgraduate Studyの2種類の科目があり、同志社の学生は、それぞれの英語力に応じて、各授業に振り分けられました。2023年度のEAP for Undergraduate Studyの授業は2月22日から5月12日までの約3ヶ月間、月曜日から金曜日まで午前9時から午後1時まで、途中に30分間の休憩を挟んでありました。授業はLanguage Learning, World Population, Sustainabilityという3つの学習テーマに基づいて、英語のリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングのスキルをバランスよく向上させました。学期の終盤ごろに、自分でテーマを選び、それについて調査した内容に基づいて10分間プレゼンテーションをする課題があり、学術的なプレゼンテーションのノウハウを学ぶ良い機会となりました。EAP for Postgraduate Studyはpostgraduate degreeを得るためのコースなため、より高度なトピックに対処する力を鍛えました。周りの受講生のレベルも高く、初めはついていくのにやっとでしたが、少しずつ慣れて、自身のレベルアップに気づくことができました。日本以外の様々なバックグラウンドを持った人たちと共に有意義な時間を過ごすことができました。

 

(大学正規科目)

無事にEAPに合格した学生はVUWの正規科目を取ることができます。正規科目を受講し始めて驚いたことは、VUWの学生は授業の準備を十分にしてから授業に来ていることです。事前に知らされた予習、主に教科書の予習をしていないと、授業内の議論に参加できず、肩身の狭い思いをします。大学生は、勉強以外にも様々なイベントがあり、生活の中でいかに効率的に勉強をすることができるかが大切だと学びました。

 

 

 

 

(課外活動)

私は課外活動としてラグビーチームに所属しました。ニュージランドはラグビーが盛んな国として有名で、ナショナルチームのオールブラックスは世界的にも広く知られています。ニュージーランドでラグビーをプレーすることにとても憧れがあり、この国に来てすぐにラグビーチームに入りました。今までラグビーをプレーした経験がなく不安でしたが、チームメイトやコーチに支えてもらいながら頑張りました。チームには様々な人が所属しており、同じ年齢層だけでなく、20代後半や30代のチームメイトもいました。多様なチームメイトとラグビーという共通のスポーツを通じて、交流できたことは大変価値のある経験になりました。現地の人たちと仲良くなるために、その国の盛んなスポーツをプレーしてみることはとてもいい考えかもしれません。

 

 

ニュージーランド、そしてVUWの雰囲気を少しでも掴むことができたでしょうか?このレポートがSA先を考えている人の参考になれば幸いです。自然豊かで優しい人が多いウェリントンのVUWでの留学を検討してみてください(写真6: ニュージーランドの家族, Elim International Churchにて)。

 

【Victoria University of Wellington留学中のI.Tさん】