Study Abroad2012 Vol.1 2012.12.07
復旦大学
- 中国
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侬好!(ノンハオ!上海語でこんにちは)みなさんこんにちは、現在中国上海に留学しています、中国語コース2回生です。
私たちは9月1日に上海にやって来て、もうすぐで3か月が経とうとしています。9月にやって来た当初は日本と同様、残暑が厳しい日々が続いていましたが、今はこっちもすっかり冷え込み、肉まんがおいしい季節となりました。
今回は、上海にきて約3か月が経過した私たちの生活の今を皆さんにお伝えしたいと思います。
おそらく、日本にいるみなさんは中国と聞くと今は治安のことを1番心配されるかもしれません。まずは中国の治安の現状についてお伝えしたいと思います。とは言ったもの、特にこの3か月、わたしたち16人はこの日中関係悪化が原因でなにか被害を受けたりなどは全くしていません。上海の街中あちらこちらでデモが起きることもありませんでした。日本にいる家族や友達からは矢継ぎ早に心配のメールが届いていましたが、そんな中私たちは普段通りの生活だったので、むしろ彼らのメールで、「え、今そんなに危ないの?」と思わされるほどでした。さすがに、外務省からの注意喚起があった日などは外出を控えましたが、今は日中ひとりで外出をしても全く問題ありません。日本人というと、嫌そうな顔をする中国人も中にはいますが、ほとんどの上海人は「あーそうかそうか日本人か!」くらいで流す人がほとんどです。しかしやはり自分たちが日本人であるということを忘れないようにし、上海生活を楽しみつつ、注意して生活していかなければならないと思います。
次に、私たちの日常生活について紹介します。私たちは普段復旦大学の留学生寮に住んでおり、月曜日から金曜日は復旦大学の語学留学生用の授業を受けています。授業の内容や、学校のことについては次回の更新で詳しくお伝えしますね。上海はビジネス都市とだけあって、街中でも欧米系や東南アジア系の人々など、いろんな人種の人を見かけます。よって食事をするところも、中華料理から和食、新疆料理、韓国料理、イタリアンなど多種多様あり、値段もほとんどが日本に比べると安く、どれもすごくおいしいです。16人中半数が上海に来て太ったというように聞いています。私もその中の一人です。食費や交通費が非常に安く、一人一か月平均で3,000〜4,000RMBで生活できます。週末は、授業がないので各々クラブ活動をしたり、こっちで出会った留学生の友達たちと出かけたりして過ごしているようです。上海といえば外灘の夜景を1番に思い浮かべると思いますが、わたしたちもほとんどがこの夜景を見てきました。私もこの夜景のスケールの大きさに驚き、感動しました。最後に、後輩からの質問で、中国語のなまりについての質問がありました。そもそも中国語になまりなんてあるのかと思う人もいるかもしれないので、簡単に説明したいと思います。一般に私たちが中国語と呼んでいるものは、普通话と呼ばれる中国語の標準語で、日本と同じように中国でも地方に行けばたとえ同じ国内でも言葉が変わってきます。上海にも上海话と呼ばれる上海独自の方言があります。実際に地元の上海人などが使っています。最初のあいさつで使った侬好というのは普通话の你好(こんにちは)になります。しかし、お店やタクシーの運転手さんなどは普通话で話してくれるので、上海话が話せなくても、わたしたちの生活には何の影響もありません。
少しは私たちの留学の様子を知ってもらえたでしょうか。次回は大学の授業や学校生活についてお伝えします。最後までご精読ありがとうございました!
[復旦大学 留学中 K・Yさん]