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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2012 Vol.5 2012.10.21

Vancouver Island University

  • カナダ
  • 欧米

こんにちは!VIUです。ナナイモに秋はありませんでした。もう天候は冬です。10月に入ってからお得意の曇り空が増え、天気予報は雨ばかりです。そのくせ晴れたり、と思ったら濃い霧が出たり。でも例年は9月から雨が増えるらしいので、今年はだいぶ頑張ってくれました!

 

今日でちょうど、ナナイモに来てから8か月でした。8か月前に来た日のことを今でも鮮明に覚えています。ホストパパがよく言う言葉を借りると、time flies so fastです。何にもしゃべれない、何にも聞き取れない…あの状態から、だいぶ成長したとも感じますが、でももっと努力して頑張ってきていたら、もっと何か違ったんちゃうかなー…という後悔があるのも事実です。残りたった2か月、されど2か月!できることは限られてくるかもしれないけど、全力尽くします!

 

VIUメンバーもみんな9月からアカデミックで勉強しています。最大5つの授業が取れて、私はTourism、Hospitality、HistoryとGlobal Studiesの4つの授業を取っています。1年目のinternational studentsにとっては3つがちょうどいいらしいのですが、私は単位がほしいので4つ取っています。他の子たちはPublic Speaking、Psychology、Global Sports、FrenchやSpanishなどです。

 

アカデミックがどんなにしんどくてストレスが溜まるかという話(笑)より先に、アカデミックで勉強するために、しておかなければならないことについてお話したいと思います。

 

まずIELTSでもTOEFLでも、『アカデミックを受けるのに必要なスコアを日本で取ってくること』を、強く強くつよーくお勧めします!!!太文字にして下線引いて赤色で書いて強調したいです。
なぜなら、以前にもお話したと思いますが、アカデミックで勉強するにはESLのAP5を卒業するか、もしくはIELTSかTOEFLで十分に英語力があることを示すか、をしなければならず、前のセメスター(5月〜8月)でAP5に入れなかった場合、10か月の留学期間内にアカデミックに以降するのは不可能だからです。実際に私も、前のセメスターはAP4だったので普通なら現在AP5にいるべきなのです。けれども今AP5で勉強していたらアカデミックに行く資格を得るころには日本に帰らなければなりません。そこで私たちはカナダでIELTSを受けることにしました。私は1回で十分な点数を取れなかったので、2回受けました。ナナイモに受験会場ではないのでバンクーバーまで行って、ホテルに泊まって、と面倒くさいしお金もかかるし(まあ国際色豊かな環境の中でテストを受けたのはいい経験と言えばそうかもしれないですけど)、学校の授業と並行してIELTSの勉強するのも大変だし、次にVIUに来る皆さんにはこんな目に合わないでほしいので、ぜひぜひIELTSかTOEFLを受けてきてください(T_T)

 

カナダに来る前からIELTSかTOEFLを持っていると、もう一つうれしいことがあります。もちろんAP5に入っていれば問題ないのですが、私がIELTSを取ったときは授業を選ぶ最後の最後の時期でした(7月)。普通の学生は4月ごろに9月から始まる授業を選ぶらしいので、私たちには残り物しかありませんでした。各授業何人まで、と人数が決まっているからです。もちろん人数超過の場合でもwaiting listに登録してキャンセルを待つとか、教授に相談するとか、方法はあります。けれども28人のキャンセル待ちとか絶望だし、教授に相談しようにも彼らも夏休みで学校にいないので新学期まで待たなければいけないし、早く決めるに越したことはないと思います。たとえAP5に入れなくても、IELTSかTOEFLを持っていれば同じ時期に選べるので、カナダに来てからテストを受けるよりいいと思います。

 

あと一つ確認しておくべきことが、IELTSやTOEFLによる英語力の認定は、正規のルート(AP5を卒業してからアカデミックに移行)ではないので、自分で話しに行かないと進まないということです。

 

授業の感想ですが、最初は教室がカナダ人だらけで文字通りびびりまくりでした。international studentsが半分ほど占めるクラスもありますが、やはりAPのころと雰囲気はまったく違います。APでは生徒の英語はできてなくて当然という前提ですが、アカデミックでは言語はできて当たり前として扱われているなーと実感します。また日本の大学との雰囲気の差にも驚きます。一言で表すと、活発!みんなで授業にget involvedしようという意気込みを感じます。先生の話の途中で手を挙げて質問したり、先生の問いかけに自分の意見を含めながら答えたり。全員がそんな感じなのです。授業のスタイルもテストの形式も違います。Historyでどうやってdiscussionすんねん!と思いましたが、2週間に1度1時間半の授業時間全部を使ってクラス全員で意見交換するし、はいじゃあグループになって話してー、が15分ごとに来る授業もあるし、しかも内容が文化とは何か?など答えがないので自分の意見を言うばかり。テストでは穴埋め問題よりも文章で答えることが多く、自身の見解を今まで習ってきたことでどれだけサポートできるか、という点が重要視されているようです。自分の意見をしっかり持つことを大事にしているんだなあと実感します。

 

アカデミックでどんな授業を受けるかは本当に人それぞれですが、ここが本番だと思います。予習、復習、課題の量が半端じゃなくて現実逃避したくなることもありますが、気づけば授業も残り半分。あとちょっと体に無理してでも、勉強に遊びにここでしかできない経験に、やりたいことをやり切ったらいいなと思います!

 

今回はこれで終わります!ありがとうございました!!わかりにくいところや質問があったらお気軽にどうぞ(^o^)