Study Abroad2013 Vol.2 2014.02.05
復旦大学
- 中国
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皆さんこんにちは。上海の復旦大学に留学中です。
前回のGC中国語コースの更新から約3ヶ月。その間、クリスマスや新正月といった行事を挟みつつ、私達は1月15日に期末テストを終え、春休みを迎えました。中国に来てからというもの、時間の経過の早さを実感することが多かったのですが、気づけば留学生活も既に折り返し地点に辿り着いてしまいました。今回はそんな怒涛のように駆け抜けた半年を振り返りつつ、留学生活を紹介していきたいと思います。
復旦大学が春休みに入ってから、留学生活を終えて帰国した人や、長期の旅行に出ている人が多く、留学生寮に滞在している学生は大幅に減りました。GCの学生も国内外で各々の休暇を満喫しているようです。
現在私は二人部屋を借りているのですが、この半年を共に暮らした韓国人のルームメイトも、先日留学を終え帰国してしまいました。復旦大学の留学生寮の二人部屋は、仕切りが存在せず、ルームメイトと文字通り一つの空間で生活するというスタイルです。そのため、私が中国に来て、最も長い時間を過ごした相手はルームメイトであり、彼女と別れる際にはかなりの寂しさを感じました。毎日くだらない馬鹿話から果ては人生相談まで、様々な会話をする一方で、一緒に香港や澳門に旅行に行くなどしたこの半年は、本当に貴重な時間だったのだと、今改めて思います。家族と呼べる人が増えることが、二人部屋の醍醐味なのかもしれません。
人との繋がりと言えば、時間を少し遡った昨年の11月、私達GCの学生は、上海クローバー会の集まりに参加させていただきました。大勢の社会人の方と話をさせていただく機会というのは、日本にいた頃も決して多くは無かったため、自分を含め学生達は皆いくらか緊張していたようですが、最初から最後まで非常に有意義な時間だったように思います。当日、計40人以上の同志社大学OB・OGの方々が出席されていたのは、流石中国随一の経済都市である上海と言うべきでしょうか。実際、上海以外の都市からの出張の合間を縫って参加されていた方もいらっしゃったようです。中国で勤務されている方の体験談や、就職活動の際のアドバイスなど、今後の進路決定に役立つであろうお話を、数多く伺いました。
さて、私が記事を作成している現在、中国は「春節」を迎えており、多くの中国人が郷里に待つ家族の元へと帰っています。よって個人的に、上海は常よりも人が少ないとの予測をしていたのですが、観光スポットの一つである豫園商城は、普段以上の賑わいでした。新年の干支を象った多くのランタンが展示された、中国らしい華やかな電光装飾は、一見の価値ありだと思います。
一方、寮に滞在していた数人で春節を祝おうと、各階に備えられているキッチンを使用し、自分たちの手で水餃子を皮から作ることを試みもしました。この時期、個人経営の店は閉まっていることが多いのですが、スーパーなどは開いているため、材料の調達は可能です。焼餃子、湯圓や西紅柿炒蛋なども追加で作り、どれもとても美味しく仕上がりました。
夜間は連日、花火や爆竹が派手な音を立てています。皆さんは、街のそこかしこから、ビルの間を縫うようにして打ち上げられ、窓の高さで花開く花火によって、街全体が輝いている光景を見たことがありますか?
最後に、残り約半分となった留学生活においては、語学の上達は勿論、中国に留学している今だからこそ出来ること、今しか出来ないことを見極めたうえで、日々の生活を充実したものにしていければと思います。
[復旦大学 留学中 O・Yさん]