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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2013 Vol.2 2014.07.23

台湾師範大学

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こんにちは!国立台湾師範大学に留学中です。去年8月から始まった留学もあと残り1ヶ月。台湾での生活もそろそろ大詰めといったところです。
今回は今年台湾で大ヒットした映画「KANO」(日本では2015年1月公開)と絡めて校外活動について紹介させていただこうと思います。この映画は台湾の日本統治時代に嘉義農林高校(現在の國立嘉義大学)野球部がかつてない日本・漢人・高砂族の混成チーム(それまでの台湾代表は日本人のみのチームが出場)で甲子園に出場し、優勝に向かって突き進むというストーリーです。このような現地の流行に関して身近に感じられることが多いのも留学生活の良いところだと思います。
まず最初に挙げられるのが私が参加している草野球チーム「猴子隊」です。活動日は毎週土曜日・日曜日、台北市を拠点とする日本人と台湾人からなる混成チームです。母語が日本語と中国語という言葉の違いで多少の壁ももちろんありますが、練習や試合で1つになって勝利すると言葉に出ないほどの喜びを感じます。試合中のコミュニケーションを通して野球に関する言葉を覚えることができ、授業では学べないこともたくさん学べました。そして、日本人同士で野球以外のことを話すときは台湾での生活のことについて情報交換をし、台湾人の方に意見をいただくなど野球に限らず様々な方面で役に立っています。そして日本人と台湾人が話すときはお互いの国に関しての話題が豊富で話が途切れることがありません。
そして次に挙げられるのが「友愛会」です。毎月第三土曜日に台北市内で開催されています。「友愛会」は台湾が日本統治期下にあったときに日本語教育を受けていた方々によるきれいな日本語を守ろうという会です。私は以前に台湾の日本統治期があったことは知っていましたが、あまり実感が湧きませんでした。しかし、先日友愛会に参加させていただき実際にその時期があったことを再確認できました。参加した際にわざわざ質疑応答の時間まで作っていただき、自分にとっての疑問が解決できさらに台湾に関する知識が増えとてもよかったです。このような体験は留学生活の今だからこそできる貴重なものだと思います。
このように授業のみならず学校外でも積極的に活動に参加することで留学生活を自分色のものに染めることができると思います。もう少しで留学生活が終わってしまいますが最後までよく勉強し、よく遊び後悔のない1ヶ月を過ごしたいと思います。
以上です。ご一読ありがとうございました。

 

[台湾師範大学 留学中 A・Kさん]