Study Abroad2014 Vol.2 2014.12.01
北京大学
- 中国
- 北京大学
こんにちは。北京大学に留学中です。
北京市内は朝晩の冷え込みが日増しに強まり、冬の到来を実感しています。留学開始から3ヶ月が経ち、GCC北京組24名は日々の勉強を頑張りつつ、クラブ活動、旅行、国際交流、食の追求・・・など各々が活動の幅を大きく広げているところです。
今回は寮と授業についてご紹介させていただきます。
私達が住む寮は、各自が中国人本科生のルームメイトと生活をし、共に学び、日々互いに切磋琢磨し、理解を深め合っています。
この寮は、上海出身の香港の企業家で、東京の大学で学び、学生寮で日本人と暮らした経験をお持ちの曹其[金庸]さんの寄付を基に2年半前に建てられたものです。「日本と中国は隣人でよき友」「寮の若者たちは日本と中国の友好に積極的な役割を果たしてくれる・・」という曹さんの願いが込められた寮です。
先日、寮の名称が「北京大学中日青年交流中心」から「北京大学中关新园亚洲青年交流中心」へと変わり、韓国とシンガポールの留学生が加わりました。日本と中国だけにとどまらず、アジアの友好促進を普段の生活の中でも考え、曹さんが寮に託された思いに応えていきたいと考えております。
授業は必修科目のリーディング、スピーキング、他に英中翻訳、作文、新聞読解などの選択科目が用意されており、自分が興味のある授業を受講することができます。先生と学生との距離は近く、積極的に意見を主張することが常に求められます。グループワーク、ペアワーク、ディスカッションでは日本語でも難しいトピックが多々あり、社会で起きている様々な出来事や問題について、日頃から自分の考えを明確にし、正しい理論を身につけ、伝える力を強化することが大切だと痛感しています。各国の学生と協力して進める難しさがあると同時に達成感も大きく、お互いをよく知るきっかけになっています。
ひと月おきに開催される北京クローバー会。先日は2回目の参加となりました。OB・OGの方々から貴重なお話を伺え、アドバイスをいただき、私達の成長を見守って下さる機会を設けていただけることに感謝しております。また、留学間もない頃には4回生の先輩方が激励に訪れて下さいました。
同志社の深い「つながり」をあらためて感じることができた留学でもあります。
[北京大学 留学中 Y・Tさん]