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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2014 Vol.2 2015.03.13

復旦大学

  • 中国
  • 復旦大学

こんにちは、復旦大学留学中です。
早いもので、留学生活が始まってから半年が過ぎました。上海の冬は来る前に予想していたよりも寒く、まだすこし空気の冷たい日が続き、切実に春を待ちわびています。

 

さて、中国生活の近況を報告したいと思います。先日私は中国の結婚式に参加してきました。ありがたいことに式だけでなく、式がはじまる前の新郎新婦さんの家族間で行われる風習も、特別に見せていただくことができました。ので、今回はそのことについて書きます。

 

その日は朝早くに新婦さんは家でお化粧・ドレスにお着替えして準備し、新郎さんを待ちます。そしてお昼前ごろ、新郎さんがお花で飾られた車で新婦さんの家に到着すると、爆竹を盛大に鳴らして新婦さんと家族に伝えます。
そしてここから新郎さんの試練が始まります(笑)
そう簡単には大事な新婦さんを渡さないぞといわんばかりに、新婦さんの友人たちは新郎さんが新婦さんに会いに行くのをそれはもう大大大妨害します!!
新婦さんがいる部屋まで辿り着くために、新郎さんはお年玉を入れるようなポチ袋に入れたお金をみんなに配ったり、 新婦友人の命令によりダンスをしたり、無意味に腕立てをさせられたり…。
邪魔する側も汗をかくほど必死になってあの手この手で邪魔をしていて、面白かったです。
やっとの思いでいくつもの試練を乗り越えた新郎さんは、新婦さんに指輪を渡すことができ、試練は無事終了しました。

 

その後伝統に倣って、新郎新婦さんが新婦両親に棗と龍眼を煮たスープの入った器を渡します。私も少し頂いたのですが、味はというと、棗の味が濃く出ていて非常に甘い!

 

続いて新郎さんの家に移動し、今度は新郎両親に同じようにスープを渡します。
新郎さんの家のベッドには小包がたくさん隠されていて、それを友人たちに配るというのも一つの風習だそうです。中身はというと、红枣、龍眼、落花生やチョコレートなど。これらは子宝祈願などの願いがこめられた縁起物だそうです。

 

ひと段落してから式場に移動しました。新婦さんがお化粧直ししているあいだ、私は新郎さんの友人たちと麻雀に勤しみながら待機。
準備完了後、教会のようなところで結婚式が行われました。日本語だったら神父さんが「あなたは~~」と言ったら、「誓います」と答えますよね。中国語だったら「我愿意」と答えるようです。使う機会があるかどうかは別として、ちょっと勉強になりました。
式自体はとても早く終わりました。そのあとは広い場所に変えて、披露宴をしました。
披露宴は日本のものと大差なく、おいしいものを食べたり、スライドショーが流れたり、新婦さんがお色直しをしたり、お友達が余興をしたり…時間はあっという間に流れていきました。

 

こんな感じで丸一日かけて中国式の結婚式を見てきました。
式自体もとても感動的なものでしたし、式直前の新郎新婦家での準備や中国らしい風習を見られて、すごく良い経験をさせていただきました。実は私は日本でも結婚式に参加したことがなかったので、招待して頂いて感謝感激でした!
結婚式を間近で見て、結婚への憧れがより強くなりました。いい日でした。

 

[復旦大学 留学中 I・Hさん]