Study Abroad2014 Vol.4 2015.03.09
台湾師範大学
- 台湾
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台湾に留学中です。
今回は台湾の旧正月の様子をお伝えしたいと思います。
日本では1月1日がお正月ですがこれは新暦の正月で、中国や台湾では旧暦の正月である春節を重視し、盛大にお祝いします。
台湾でも1月1日に台北101から花火が上がったりしてとてもにぎやかですが、旧正月はさらに盛り上がり、バレンタインデーがあるにもかかわらずスーパーも街もすべてお正月の雰囲気になります。そのせいで私はバレンタインのことをすっかり忘れてしまい、前日にあわてて台湾にある日本のデパートに買いに行きました。
春節の日は毎年異なり、今年は2月19日でした。
今回私は台湾人の友達に招待していただき、30人の親戚に交じって台湾の旧正月の雰囲気を楽しみました。日本でも多くの人が帰省しておばあちゃん、おじいちゃん、親戚の人と一緒に年越ししますが、30人もの親戚が集まることはなかなか無いですよね。実際私もこんなに大勢の人と年越しするのは初めてで少し緊張しました。
赤がおめでたい色とされており、紅包(お年玉)は名前の通り真っ赤な袋に入っています。ちなみに着ている服もやっぱり赤が多かったですね。台湾人は紅包をたくさんあげてお金をたくさん使えば、その分今年たくさんのお金が自分のもとに返ってくると考えるようです。日本にもこのような考え方が広まればお年玉いっぱいもらえますね☺
一つ台湾の面白い習慣を紹介します。年越しをするときにある人がグラスを割ってしまいました。その瞬間全員が口々に「歳歳(碎碎)平安」と言ったので何事かと思ったので台湾人に意味を聞いてみました。新年からグラスを割るなんて縁起が悪いので、割るという意味の「碎」に同じ読み方の「歳」を置き換えて「歳歳平安」と言うことで不吉が大吉に変わるということだそうです。確かにその一言で割ってしまった人の気持ちも楽になりますもんね。日本にはない習慣ですね。
今回は台湾の春節を紹介しました。引き続き台湾での生活を満喫したいと思います。
[台湾師範大学 留学中 H・Rさん]