Study Abroad2018 2018.12.03
University of Guelph
- カナダ
- 欧米
こんにちは!ゲルフ大学のSAレポートです。私たちの暮らしているゲルフではすでに雪が降り始め、キャンパス内では雪だるまがたくさん見つかります。日中も気温はずっとゼロ度前後で、本格的に冬が到来しました。留学が始まったのが冬の終わりだったので、季節の巡りを感じると同時に、長かった留学生活も残りわずかになったのだと実感します。語学学校を終え、9月から始まっていたアカデミックもいよいよFinal exam week が始まります。テストに向けて図書館で勉強する学生も増えてきました。今回の投稿ではそんなアカデミックでの生活についてお話しします。
アカデミックとは、現地の大学生と一緒に正課授業を受ける期間です。ゲルフ大学では、日本ではなかなか学ぶことが出来ないような内容の授業があります。例えば、Criminologyの授業では実際に起こった事件に基づきカナダの司法制度を学びます。事実に基づいているため、法に関することだけではなく文化的要素も知ることが出来るようです。また、Canadian Politicsの授業ではカナダの政治体制や移民問題、国際関係に関することなどを考えています。これらのほかにも、カナダの目線から見た世界など、実際にカナダにいるからこそ学べる内容の授業がたくさんあります。
大学の授業を受けて最も印象に残っていることは、何よりもまず学生が積極的に発言することです。授業内容についての質問や、自分の経験談、さらには教授の考えと異なる意見もどんどん発言していく学生が多くいます。そして、教授もそれを楽しんでいるように見えました。講義を聞きノートを取る、というような日本のスタイルとは違っていて、最初は戸惑いもしましたが、今では様々な学生の意見が聞ける良い機会を楽しんでいます。
また、日本の大講義室で行われる授業ではあまり見ることのないSeminarというものがあります。 Seminarとは、その授業を受けた学生を10~15人程度に分け、小さい教室で講義の内容についてディスカッションをする場です。例えば、私が受けているPhilosophyの授業では、週に2回の講義に加えて週に1回のSeminarが定められています。ここでもまた、授業の時と同じように、学生が積極的に発言し、主体となりディスカッションを進めていきます。私の場合はPhilosophyのSeminarということもあり、「愛とは何か?性別とは何か?友情とは何か?」というような正解のないテーマについて様々な学生の意見を交換しあう場となっていて、考えさせられることが多いです。
語学学校のように朝早い授業が毎日あるわけではないのですが、授業に必死に食いついていくために、与えられる課題の量や予習・復習に目が回りそうな忙しい日々を送っています。けれども、アカデミックという日本では絶対に経験することの出来ない貴重な期間も残すところ約2週間です。自分たちがこの場で勉強できていることに感謝しつつ、吸収できる限り吸収していきたいと思います!
(ゲルフ大学留学中 H.Yさん)