Study Abroad2018 2019.01.31
University of Guelph
- カナダ
- 欧米
こんにちは!ゲルフ大学のSAレポートです。長いようで短かった10カ月の留学生活も瞬く間に終わり、早くも帰国して1カ月が過ぎようとしています。日本に帰ってきてからこそ体験できる逆カルチャーショックを受ける日々も、少しずつ減っていき、少しだけもの寂しく感じることもあります。私が担当する最後のSAレポート投稿記事ではカナダでの10カ月を軽く振り返りたいと思います。これから留学に行く学生さんが少しでもゲルフでの生活のイメージをつかむお手伝いができたら、ゲルフ大学に留学されていた先輩方には思い出を振り返り懐かしい気持ちになっていただけたら嬉しいです。
到着してから1週間ほど経ち、時差ボケも治ったところで、ELPでの生活が始まりました。3セメスターあるので、基本的には3段階のレベルを経験しました。行く前から理解はしていたものの、すべてが英語である環境にまだ慣れていない状態のまま、ELPの授業が始まり、体力的にも精神的にも自分の忍耐力が試される時期であったことをよく覚えています。また、始まったばかりのころはまだハネムーン期と呼ばれる文化の違いなどカナダのすべてが楽しく感じる期間で、気力で持ちこたえることが出来ていても、ハネムーン期が終わるともう一度大変だったこともありました。そして、ELPでは様々な国から来ている生徒と一緒に英語を学んだことが強く印象に残っています。文化が違うからこそ学ぶこともたくさんあり、そして何よりも毎日の大量の課題を共に乗り越えた仲のいい友達を得たことが、ELP期間でのかけがえのないものだと思います。
アカデミックでは、ELPの時とは異なり難しい単語や言い回しが授業でも飛び交うようになり、さらに話すスピードも格段に速くなりました。最初こそ圧倒はされましたが、6カ月近くカナダで困難な状況を精一杯乗り越えてきた努力は私たちを裏切らず、何とか授業に食いついていくことが出来ました。授業でも、現地の学生と仲良くなれるかという不安もありましたが、学生のみんなはいつもやさしく、わからないことがあれば教えてくれました。教授も、授業が終わった後に何回質問しても、丁寧かつ親身に私が理解するまで教えてくださりました。個人的には、とてもカナダ人の温かさに触れた期間でした。日本では受けられないような授業内容や、授業形態がとても楽しく、また忙しく、3カ月があっという間に過ぎていきました。
勉強以外の点でもかなり充実していたように思います。人生でもう経験しないであろう程の一年での海外旅行数をこなしました。あるだけの時間を決して無駄にすることのないようにスケジュールを詰め込み、満足のいくまで遊びにも力を入れました。
下に添付している9枚の写真はゲルフに留学したメンバーにお気に入りの1枚を選んでもらったものです。メンバー全員にそれぞれ思い思いの留学生活があり、同じものは一つとしてありません。ですが、充実し、濃かった10カ月であったことは同じです。10カ月の留学を経て私たちが得たものと言うのは語学力だけでなく、精神力、問題解決能力、コミュニケーション能力など数えだしたらきりがないほどです。日本の生活に完全に戻った今になると、日本から8000㎞も離れたカナダで10カ月も様々なことが学べるような環境が、いかに貴重であったかを実感します。このようなもう二度とない大切な環境を与えてくださった大学の先生方、また両親には感謝の気持ちをしっかりと伝えていこうと思います。そして、大学でもこの留学経験で得た知識を存分に使ってさらに学んでいきます。
[ゲルフ大学留学 H.Yさん]