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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

Study Abroad2018 2019.04.16

北京大学

  • 中国
  • 北京大学

こんにちは。現在は北京大学に留学中です。
私は、先日北京にて「日中青少年交流推進年オープニングセレモニー」に参加しました。北京大学生代表として計15名が、その内同志社大学生は5名が出席しました。日中青少年交流推進年とは、昨年安倍首相が訪中された際、習近平国家主席及び李克強国務院総理との間で、両国国民の相互信頼・理解を醸成する観点から、今後5年間で3万人規模の青少年交流を実施していくと決められたものです。
厳粛かつ日中の学生参加者の熱気で溢れる雰囲気の中、セレモニーは始まりました。このセレモニーには、河野外務大臣、王毅中華人民共和国国務委員兼外務部長も参加されました。私は河野外務大臣がおっしゃっていた「百聞は一見にしかず、若い頃に直接海外の文化や社会に触れる経験が大切。」というお言葉が印象的です。私は実際に20歳前半の今、中国に留学に来ています。去年の9月から今まで留学生として、北京での生活は新たな出会いの毎日でした。中国人のルームメイト、卓球サークルや日中交流会で出会った友人、行きつけのコンビニの店員さんや寮の阿姨との毎日の交流は、中国という国の文化や社会を理解するキッカケとなり、また中国に魅了されるキッカケとなりました。中国に来る前と今では、中国を見る目が変わりました。第三者を通してではなく、実際に生活をして、自分の目で見て考えることができたからではないかと思います。これが河野外務大臣がおっしゃる百聞は一見にしかずなのかなと思いました。
加えて私は、日中青少年交流推進年認定行事である第11回日中学生手話南京交流事業に参加しています。この事業は2009年に始まった「青少年による民間草の根交流事業」です。5月の2週目の障がい者の日に合わせメンバー10人と共に南京へ向かいます。現地では、手話を使った聾唖学校生徒との交流、南京大虐殺遭難同胞記念館の訪問、老人ホームへの慰問なのを予定しています。
私の大好きな日本と中国が、これからさらに盛んに交流していくことを願い、まずは自分から、その一歩を踏み出そう思います。

[北京大学留学中 Y.Aさん]