Study Abroad2018 2019.05.09
復旦大学
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こんにちは。上海復旦大学のSAレポートです。
私達は4月25日から28日まで,復旦大学国际交流学院主催の旅行に行きました。この旅行は、複数の候補の中から、自分で行き先を選ぶことができます。私は福建省厦门市に行ってきました。厦門市は福建省南部に位置し、台湾海峡に面しています。
先ず、上海から高铁で9時間かけて、福建省の南西部の山岳地帯に行きました。ここは、厦门市からバスで4時間ほど離れたところにあり、土楼を訪れました。
土楼とは12世紀から20世紀にかけ、異民族から逃れるために南下してきた客家の人々が安住のために作り上げた円形、方形または楕円形の土壁で囲まれた、巨大な集合住宅のことです。2008年に、世界遺産に登録された土楼もあります。
私達は「和貴楼」と「懐遠楼」という2つの土楼を見学しました。
「懐遠楼」は100年ほど前に建てられた、円形でとても大きな土楼でした。
「和貴楼」は、300年近く経過していますが、保存状態がとても良く、方形で沼地に建てられています。
また、このあたりは温かいため、バナナの産地で、至る所でバナナの木を目にしました。私達が普段食べているバナナより小ぶりですが、味が濃く、大変美味しかったです。
土楼あとにし、厦门市内に行きました。高層ビルや高層マンションが立ち並んでおり、とても都会に感じました。
厦門出身の華僑陳嘉庚が、1905年に厦門が開放されたことを記念して作った嘉庚公園や、現存する19世紀最大の海岸砲のある、胡里山砲台を訪れました。
福建省は、お茶も有名です。実際に自分で淹れたお茶を飲むこと
ができました。単なる飲み物ではなく、嗜好品だということを改めて感じました。
夜には中山路を訪れ、厦門のグルメを楽しみました。中山路は中洋折衷の建築物が立ち並ぶ厦門のメインストリートです。ライトアップもされており、とても綺麗でした。私は屋台で牡蠣のオムレツや、沙茶面という海鮮が入った麺料理、マンゴーやバナナといった果物など、厦門名物を食べました。どれも新鮮で美味しかったです。また、たくさんの人で賑わっており、活気にあふれた街でした。
最後に、鼓浪嶼という島に行きました。鼓浪嶼は厦門市から船で20分ほどのところにあります。鼓浪嶼は音楽にたけた人材を多数輩出し、単位面積あたりのピアノの保有台数は中国一です。そのため、別名「ピアノの島」と呼ばれています。この日の気温が30度ととても高く、一足先に夏を感じてきました。
その後再び厦門市に戻り、高铁に乗り上海に戻りました。
私が普段留学生活を送っている上海とは違う気候、食事、町の雰囲気を味合うことができました。
この旅行も終わり、いよいよ留学も最後の学期となりました。残りの2ヶ月間、最後まで、悔いの残らないよう一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
[復旦大学留学中 H.Rさん]