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SAレポート

SA Report

SAに旅立った学生が、滞在先での状況を定期的にレポート。
見たことや感じたこと、そして海外での1年間の成長をありのままに綴ります。

StudyAbroad 2024 2025.07.08

上海外国語大学

  • 上海外国語大学
  • 中国

こんにちは!今回は上海外国語大学から、留学生活まとめのSAレポートをお届けします。

 

私は2024年9月から2025年6月までの約10か月間、上海外国語大学に留学していました。この留学生活は私にとって、語学だけでなく、人との関わりや自分自身の在り方を深く見つめ直す貴重な時間となりました。

 

10ヶ月前を振り返ってみると、当時は中国語がうまく伝わらない悔しさでいっぱいだったのを覚えています。相手の話を聞き取ることで精一杯で、自分の言いたいことを表現できずにもどかしさを感じることが何度もありました。

また、すべて中国語で行われる授業にも慣れるのに時間がかかりました。特に歴史や宗教の授業では専門的な語彙が多く、授業を理解するのに苦労しました。

それでも毎日中国語に触れ続けているうちに少しずつ耳が慣れ、言いたい言葉も自然と出てくるようになりました。

授業では発表やディスカッションをする機会が多かったため、その度に考えを言葉にする練習を重ねたことで語学力が身についていったように思います。

 

 

授業外でも、現地の中国人学生と語学パートナーを組むことで、教科書には載っていないような若者言葉や流行ワードなどを学ぶことができました。

 

語学面以外で1番印象に残っているのは、国籍の異なる人との関わり方に苦労した経験です。

私は留学当初、自分と異なる文化や考え方を理解できないことが多く、自分の当たり前が通用しない場面に何度も困惑しました。

しかし、たくさんの人と対話を重ねるうちに自分の考え方に変化が生まれ、徐々に人との関わり方に自信がついてきました。

 

この10か月を通して強く感じたのは、異なる文化や考え方をすべてを受け入れる必要はなく、それよりも、違いを知った上で、相手を尊重することが大切だということです。

以前の私は、相手をすべて受け入れなければならないと思い込んでいましたが、今では、自分の考えも大切にしながら相手と向き合うというスタンスを自然と取れるようになりました。この経験から今では、どんな国の人とでも物怖じせずに関わることができるようになったと感じています。

このように、今回の留学は私にとって、語学面だけでなく、自分の考え方や人との関係の築き方を見つめ直すことができた貴重な経験となりました。

 

 

最後になりますが、このようなかけがえのない経験をさせてくださった同志社大学の先生方、近畿日本ツーリスト様、現地で出会った先生方やクラスメイトに心から感謝申し上げます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【上海外国語大学留学中 N.Mさん】