StudyAbroad 2025 2025.12.01
University of Southampton
- イギリス
- 欧米
こんにちは!イギリスのSouthampton大学 からSAレポートをお届けします。留学生活がスタートしてから早くも9ヶ月が過ぎ、いよいよ終盤に近づいてきました。11月中旬になると、日の入りがどんどん早くなり、夕方4時半にはもう真っ暗です。少し気分が沈みがちになりますが、一方で街中にはクリスマスマーケットやツリーなどの装飾が並び、クリスマスシーズンの雰囲気が高まっています。冬休みが待ち切れません!
学校生活
Southampton大学には2つのキャンパスがあり、同志社生は主にAvenueキャンパスを使います。私の寮からAvenueまではバスで10分、もう片方のキャンパス、Highfieldまでは25分かかります。寮の横にバス停があり、とても便利です。
留学生向けのスケジュールは大きく3つのセメスターに分かれています。2月から5月までは、同志社生全員が一緒の授業を受けました。1日の授業は2時間ほどで、金曜日は全休だったため、1年生の頃よりかなり余裕がありました。授業は主に留学生向けなので英語の難易度もそれほど高くありませんでしたが、現地学生と一緒に受けるアカデミック授業になると、“seminar” でのディスカッションに追いつくのが大変でした。4月と5月後半は休みで、次のセメスターへあっという間に切り替わりました。
6月中旬から8月までは “pre-sessional” というセメスターに入ります。これは夏休み期間中に行われ、主にwritingとlisteningを強化するためのプログラムです。毎日4時間の授業があり、11週間かけて1,000wordsのエッセイを完成させます。このクラスでは、同志社生以外の学生はほとんど中国人で、英語力がまだ十分ではなかったため、意思疎通に少し苦労しました。同志社生全員が上のクラスレベルのIELTSスコアを満たしていたので、クラスを上げてほしいと何度か先生やtutorに相談しましたが、プログラムの仕組み上、変更はできないと言われました。また、この時期は多くの現地学生が一時帰国しており、サークルやクラブ活動も休止されていたため、友達作りが難しい時期でもありました。
9月以降はアカデミック授業が本格的に始まり、現地生と一緒に部活や授業(文系のみ)を選ぶことができます。私は現在、Japanese societyとEnactusという部活に所属しています。曜日によって1日4時間強の授業があります。全て現地レベルの英語で行われ、課題も多く大変ですが、学びたい科目が取れるので充実しています。冬休み後はテストや課題があり、それを乗り越えると本帰国となるため、残り時間もあっという間だろうと感じています。
寮生活
現在、私はシティセンター近くにある”Mayflower”という寮で生活しています。Southampton大学には約7つの寮がありますが、それぞれ部屋の広さや壁の薄さ、スーパーや大学までの距離などが異なります。
初めての一人暮らしで自炊には不安がありましたが、今では料理が趣味になりました。授業後に献立を考えながらスーパーに寄るのが楽しみで、土日にはアップルパイやケーキを作って友達に渡したり、夜は家族と通話しながら作り置きを作ったりもしています。毎日健康にも気をつけながら自炊しているおかげで、日本食が恋しくなることもほとんどありません。
別のフラットへの引越しを挟み現在は2つ目のフラットに住んでいますが、1つ目のフラットではキッチンに関する問題がありました。私以外全員が中国人という環境でしたが、フレンドリーで親切にしてくれ、グループチャットにも招待してくれました。しかし、使った食器が放置されることが多く、料理や食事をするスペースが十分にありませんでした。何度も改善される様工夫しましたが、難しかったです。その経験から、現在の2つ目のフラットでは女子だけのフラットを選びました。ゴミ出しの担当をしっかり決め、全員がルールを守っているので、とても快適に過ごせています。寮の環境は“運”によるところも大きいですが、可能であればsingle genderのフラットを選ぶことをおすすめします!
日常生活
授業が早く終わる曜日や週末は、友達とロンドンまで遊びに行ったり、外食をしたり、寮で一緒に料理を作ったりして過ごします。私が所属するソーシャルエンタープライズのEnactusは週に1回会議があり、Japanese Societyは2週間に1回集まりがあるため、現地の学生と交流する機会にもなっています。授業の課題やエッセイに追われる日もありますが、自分で予定を管理しながら充実した日々を送っています。夜はたまに家族と電話したり、課題をしたり、リラックスして過ごしています。また、週2回は寮の下にあるジムに通い、その後シャワーを浴びてご飯を作る日もあり、そんな日は特に充実感を感じます。
旅行
11ヶ月のうち、トータル3ヶ月以上は長期休暇があります。私はこれまでにヨーロッパ10カ国を、同志社生の友達、家族や一人で旅行しました。同じヨーロッパでも、国が変わるだけで街並みや人々の雰囲気、文化がまったく違い、そのたびに新しい発見があります。事前の計画は大変ですが、その国ならではの食べ物や習慣に触れられる楽しみを思うと、準備の苦労も気にならなくなります。特に本場のイタリアのピザやスペインのタパス、ウィーンのオーケストラは本当に忘れられません。Southamptonからパリまでは飛行機でわずか45分、日本からは考えられないほどヨーロッパ各国が近いのも魅力です。この機会にできるだけ多くの国へ足を運ぶことを心からおすすめします!
パリ(フランス) プラハ(チェコ)
アムステルダム(オランダ) ブダペスト(ハンガリー)
【University of Southampton留学中 I.Aさん】







